企業が学生の就活資金を支援する「サポーターズ」

 インターネットの事業開発を行うベンチャー企業であるVOYAGE GROUPは5月23日、今年4月に設立した学生の就職活動を支援する株式会社サポーターズにおいて、学生の就職活動資金の一部を企業が「支援金」としてサポートするサービス「サポーターズ」を開始した。

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 インターネットの事業開発を行うベンチャー企業であるVOYAGE GROUPは5月23日、今年4月に設立した学生の就職活動を支援する株式会社サポーターズにおいて、学生の就職活動資金の一部を企業が「支援金」としてサポートするサービス「サポーターズ」を開始した。

 昨今、就職活動が長期化することにともない、学生にとっても交通費などの就職活動資金の負担が大きくなっている。

 「サポーターズ」は、就職活動を控えた学生が事前に無料会員登録をすることで、企業が指定した説明会や懇親会などへ参加する際に、企業から就職活動資金の一部を「支援金」としてサポートを受けることができるサービス。

 学生が「サポーターズ」を利用するには、無料の会員登録でプロフィールや保有スキル、活動実績などを登録する。企業が同サービスを利用する場合には、事前に申し込みが必要となる。

 企業は、登録された学生のプロフィール情報を閲覧し、就職活動を支援したいという学生に「サポート表明」をする。サポート表明をする際には、説明会や懇親会への参加などの「イベント」を指定することができ、サポート表明された学生は、その指定されたイベントに参加することで、サポートが成立。企業は学生にアプローチが可能となり、学生は「支援金」を受け取ることができる。支援金は、関東地域(一都六県)の学校に通う学生はサポート1件につき1,000円、その他の地域では5,000円となる。

 同サービスでは、学生は、就職活動資金の負担が減り、より積極的に就職活動に取り組むことができる。また企業は、会いたい学生と直接連絡を取り、主催するインターンシップ説明会等に学生が実際に参加した場合のみ、サポートとして支援金を支払うため、効率的な採用活動を行うことができる。

 「サポーターズ」では、2013年3月末までに、登録学生数3万人、登録企業数150社を目指していくとしている。

《前田 有香》

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