近大、授業にあわせ変化する「次世代の教室環境」を構築

 近畿大学はチエルの支援を受け、授業の形態や指導法に合わせて最適な学習環境を提供する「ハイブリッド型アクティブラーニング教室」を導入した。授業システムには、「CaLabo LX」を導入。次世代の教室環境において、円滑な授業運営をサポートする。

教育ICT 先生
座席を分けてペア・グループワーク
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 近畿大学はチエルの支援を受け、授業の形態や指導法に合わせて最適な学習環境を提供する「ハイブリッド型アクティブラーニング教室」を導入した。授業システムには、「CaLabo LX(キャラボエルエックス)」を導入。次世代の教室環境において、円滑な授業運営をサポートする。

 2012年に文部科学省は「大学改革実行プラン」を発表。近畿大学では、「主体的な学修(アクティブラーニング)ができる環境」の整備を進めている。ただし、通常講義やPCを使った演習講義では授業時間のすべてをアクティブラーニングに対応させる必要はなく、環境を整備する中では各教員の指導法に合わせて運用できる「ハイブリッド型アクティブラーニング教室」が求められていた。

 学内の要望を実現するため、近畿大学は「ハイブリッド型アクティブラーニング教室」を構築。ハイブリッド型アクティブラーニング教室は、ノートPCを収納できる可動式の机が整備され、授業の形態や人数に合わせた教室環境を提供する。壁面ホワイトボードや可動式ホワイトボードが設置され、グループワークなどのアクティブラーニングに対応できるほか、ノートPCや無線LAN、無線ディスプレイを導入し、完全ケーブルレスのICT環境を実現した。

 授業支援システムには、完全ケーブルレスのICT環境、可動式の座席レイアウトなどを備えたハイブリッド型アクティブラーニング教室に対応できる、チエルの「CaLabo LX(キャラボエルエックス)」を導入。学生画面のモニタリングと制御、教員の画面や動画、Webページなどの教材を学生に一斉配信でき、円滑な授業運営を支援する。

《外岡紘代》

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