司法試験予備試験短答式試験に2,426人合格…合格率23.2%

 法務省は6月9日、平成28年司法試験予備試験の短答式試験の結果を発表した。出願者は1万2,767人、受験者は1万442人、合格者は2,426人、合格率は23.2%と前年より1ポイント上昇した。合格者の受験番号が法務省のWebサイトに掲載されている。

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 法務省は6月9日、平成28年司法試験予備試験の短答式試験の結果を発表した。出願者は1万2,767人、受験者は1万442人、合格者は2,426人、合格率は23.2%と前年より1ポイント上昇した。合格者の受験番号が法務省のWebサイトに掲載されている。

 司法制度改革の一環で、受験資格を問わない旧司法試験が平成23年で終了し、平成24年より法科大学院修了または司法試験予備試験の合格が必須となった。司法試験予備試験は、法科大学院を経由しない者にも法曹資格を取得する道を開くために平成23年より実施されている。司法試験予備試験に合格すると、合格した翌年の4月1日より5年を経過するまでの期間に実施される司法試験を受験することができる。

 平成28年司法試験予備試験の短答式試験は、5月15日に全国7都市の8会場で実施された。受験者は1万442人(うち途中欠席63人)、採点対象者は1万379人、受験者に占める合格者の割合(合格率)は23.2%で、前年の22.2%と比べて1ポイント上昇した。

 合格点は各科目の合格得点165点以上(270点満点)で、合格者の平均点は181.5点。最高点は230点、最低点は8点、平均点は134.6点だった。試験地別の合格者の受験番号と正解・配点が法務省のWebサイトに掲載されている。

 今後は、7月9日と10日に論文式試験、10月22日と23日に口述試験を実施。最終合格発表は11月4日午後4時ごろを予定している。

《工藤めぐみ》

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