ブロードバンドとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 ブロードバンドとは【ひとことで言うと】「大容量のやりとりが可能なインターネット通信網」

教育ICT 先生
ブロードバンド基盤の整備状況(総務省資料より)
ブロードバンド基盤の整備状況(総務省資料より) 全 1 枚 拡大写真
 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆ブロードバンドとは


【読み】ブロードバンド
【表記】Broadband、Broadband Network、類語:ワイドバンド、類語:高速回線
【分類】技術
【ひとことで言うと】
「大容量のやりとりが可能なインターネット通信網」
【解説】
 「ブロードバンド」は、「広帯域」の意味。大容量のやりとりが可能なインターネット通信網「ブロードバンド・ネットワーク」を略して、「ブロードバンド」と呼ぶことが多い。

 インターネットの黎明期である1980年代には「音響カプラ」が、1990年代には「通信モデム」が、電話回線を利用する通信機器として普及していた。その後、同じ電話回線を用いていてもより高速なデータ通信が可能な「ADSL」、そして光ファイバーによる「光回線」が一般にも普及。この時期から、これらが「ブロードバンド」と呼ばれ宣伝されたことで、身近な用語となった。これに対し、モデム以前の低速な通信方法は、「ナローバンド」(Narrow band:狭帯域)と呼ばれるようになった。

 ナローバンドでは、写真1枚を送受信するのに数分がかかる時代もあったが、文字どおり、回線がブロードバンドになったことで、一瞬で画像、さらには動画まで送受信可能になった。

 なお総務省は、「ブロードバンド」は「FTTH」「DSL」「CATVインターネット」「FWA」「衛星」「BWA」「LTE」「3.5世代携帯電話」として集計を行っている。さらに下り30Mbps以上のもの(FTTH・LTE以外)は、「超高速ブロードバンド」として区別している。2015年3月時点のブロードバンドの利用可能世帯率は99.9%、超高速ブロードバンドでも99.0%にまで達している。

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【最終更新日】2016年6月10日

《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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