超スマート社会とは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 超スマート社会とは【ひとことで言うと】「サイバー空間と現実社会が高度に融合した未来像。2020年までの実現を目指す」

教育ICT 先生
「超スマート社会サービスプラットフォーム」のイメージ(内閣府資料より)
「超スマート社会サービスプラットフォーム」のイメージ(内閣府資料より) 全 1 枚 拡大写真
 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆超スマート社会とは


【読み】ちょうスマートしゃかい
【表記】Society 5.0
【分類】制度/一般常識
【ひとことで言うと】
「サイバー空間と現実社会が高度に融合した未来像。2020年までの実現を目指す」
【解説】
 「超スマート社会」は、“サイバー空間とフィジカル空間(現実社会)が高度に融合した社会”として、ロボット、人工知能、ビッグデータ、IoT、新たなネットワーク技術・デバイス技術などを駆使する未来像がイメージされている。

 日本政府は「科学技術基本法」を1995年に制定、これに基づき「科学技術基本計画」を進めている。これまで1期(1996~2000年度)、第2期(2001~2005年度)、第3期(2006~2010年度)、第4期(2011~2015年度)の計画が進められており、2016年1月に、2016~2020年度の第5期基本計画が閣議決定された。5年間で26兆円を投入し、研究開発を進める予定となっている。

 第5期の科学技術基本計画では、ICTの活用、ベンチャー企業への積極的な支援、そして「超スマート社会」(別称:Society 5.0)の実現が盛り込まれている。

 内閣府資料では、「超スマート社会」について、「必要なもの・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供し、社会のさまざまなニーズにきめ細かに対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といったさまざまな違いを乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる社会」と定義している。

 今後は、産学官や関係府省による連携のもと、サービスや事業の「システム化」、システムの高度化、複数のシステム間の連携協調により、共通的なプラットフォーム(超スマート社会サービスプラットフォーム)を構築する取組みが、2020年に向け推進される計画だ。

【関連用語】フューチャースクール
【最終更新日】2016年6月25日

《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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