大阪市の小中学生「学校以外で勉強しない」全国の2倍超

 大阪市は9月15日、市内の小中学生を対象とした「子どもの生活に関する実態調査」の結果を発表した。学校以外でまったく勉強しないと回答した割合は10.1%と全国数値の2倍以上にのぼる。また、夕食なしの日がある小中学生が1.4%いることが明らかになった。

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教育に関する調査
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 大阪市は9月15日、市内の小中学生を対象とした「子どもの生活に関する実態調査」の結果を発表した。学校以外でまったく勉強しないと回答した割合は10.1%と全国数値の2倍以上にのぼる。また、夕食なしの日がある小中学生が1.4%いることが明らかになった。

 子どもの生活に関する実態調査は、大阪市立小学校5年生の全児童とその保護者、大阪市立中学校2年生の全生徒とその保護者、市内認定子ども園・幼稚園・保育所の全5歳児の保護者を対象に実施した。調査期間は6月27日~7月14日。調査票の回収率は77.6%であった。

 教育について、学校のある日、授業時間以外に1日あたりどれくらいの時間勉強するか(塾なども含む)聞いたところ、「1時間以上、2時間より少ない」25.3%、「30分以上、1時間より少ない」22.6%、「30分より少ない」15.8%などの順に回答の割合が高い。一方、「まったくしない」と回答した割合は、小学生が6.8%、中学生が13.6%といずれも全国数値の2倍以上にのぼる。

 学校の勉強は、「だいたいわかる」56.7%、「よくわかる」23.3%と8割がわかると回答した一方、「あまりわからない」12.8%、「ほとんどわからない」3.1%、「わからない」2.7%であった。「よくわかる」と回答した割合は、全国数値と比べて20ポイント以上低い。

 食事について、朝食をとらないと回答した割合は小学生が1.1%、中学生が2.9%といずれも全国数値と比べて高い。また、夕食なしの日があると回答した割合は1.4%いることがわかった。

《工藤めぐみ》

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