大学生の7割以上、PCスキルに自信なし…スマホ普及も影響

 大学生の7割以上がパソコンスキルに自信がないことが、NECパーソナルコンピュータが2月7日に発表した調査結果より明らかになった。また、新卒の採用担当に関わったことのある社会人の約6割が新入社員のパソコンスキル不足を感じていた。

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 大学生の7割以上がPCのスキルに自信がないことが、NECパーソナルコンピュータが2月7日に発表した調査結果より明らかになった。また、新卒の採用担当に関わったことのある社会人の約6割が新入社員のPCスキル不足を感じていた。

 PCに関するアンケート調査は、全国の就職活動を経験していない大学1~3年生男女410人と就職活動を経験した大学4年生男女399人、2017年卒の新卒採用に携わった18歳~60歳男女203人を対象にインターネット調査を実施した。調査期間は12月20日~12月27日。

 自分専用か家族共有のいずれかの形でPCを持っている割合は、大学1年~3年生で92.7%、大学4年生で95.4%と9割以上の大学生がPCを所有している。

 WordやExcel、PowerPointなどの資料作成のPCスキルについて、大学生1年~3年生の96.8%、大学4年生の95.6%がPCスキルの必要性を感じている。しかし、大学生1年~3年生の75.7%、大学4年生の70.7%が自身のPCスキルに自信がないと回答。必要性を感じながらも、求められるスキルレベルに達していないと感じる学生が多いようだ。

 一方、新卒の採用担当に関わったことのある社会人に「新入社員にPCスキルの不足を感じるか」と質問したところ、57.2%がPCスキルの不足を感じており、学生が感じていたPCスキル不足を裏付ける結果となった。

 また、「PCスキルの有無を採用の際に、重視するか」と質問したところ、44.3%が「重視する」と回答。スマートフォンの普及によって、新入社員のPCスキルが減少したと感じる採用担当者は4割以上にのぼる。「マウス操作もわからない新人がいた」「マウスではなく、画面をタッチするとカーソルが動くと思いこんでいる」といった新入社員のPCに関するエピソードがあげられた。

《工藤めぐみ》

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