【高校受験2017】サピックス中学部、横浜翠嵐高・湘南高の特色検査分析

 サピックス中学部は、2017年度神奈川県立横浜翠嵐高校と湘南高校の特色検査と神奈川県立高校の入学者選抜問題の分析速報をWebサイトに掲載した。横浜翠嵐高校では、理科に関する出題の割合が減り、数学に関する出題の割合が増えた。

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横浜翠嵐高校・湘南高校 特色検査 出題分析(速報・一部)
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 サピックス中学部は、2017年度神奈川県立横浜翠嵐高校と湘南高校の特色検査と神奈川県立高校の入学者選抜問題の分析速報をWebサイトに掲載した。横浜翠嵐高校では、理科に関する出題の割合が減り、数学に関する出題の割合が増えた。

 平成29年度の神奈川県公立高校の入学試験は、2月15日に実施。学校によっては、学力検査や面接で測れない総合的な能力や特性を測る「特色検査」を実施している。サピックス中学部では、速報として横浜翠嵐高校と湘南高校の特色検査を分析した。

 横浜翠嵐高校は、前年度に大幅に増えた小問題が一昨年と同数に戻った。しかし、一見しただけでは解き方の方針が考えつかないような難問があり、取り組みやすい問題を見極める力が求められた。科目の得意不得意に関係なく、日ごろから物事を順序立てて考える習慣が身に付いているかで得点差を生んだという。

 湘南高校は、例年17問程度だった小問題が24問と大幅に増加。すべての問題に対応するために素早く処理していくことが必要だった。問題は国語、英語、数学、理科、社会の内容が中心だが、家庭科の内容も出ていた。現在の選挙制度の問題点について述べた新聞記事などの出題があり、日ごろから新聞やテレビニュースを見て、いろいろな分野に興味を持ち、総合的な力を身に付けることが大切としている。

 そのほか、神奈川県公立高校の入学者選抜問題の分析も公表。英語では、文章の流れに合うように空所に英文を補う問題で、空所のあとのセリフに着目する必要があった。国語では、社会や経済をテーマにした論説文が出題され、慣れていない文章のため取り組みづらさもあったが設問の指示を丁寧に読むと十分に対応できた問題だった。

 詳細はWebサイトで確認できる。

《田中志実》

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