小学校低学年版「すらら」3/17提供開始、学習障がいを持つ児童に対応

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国語の世界観(教科ごとに世界観を設定)
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 すららネットは3月17日より、クラウド型学習システム「すらら」の小学校低学年版の提供を開始する。子どもの発達科学研究所と協働で開発したもので、学習障がい(LD)を持つ子どもでも取り組みやすく、学力を伸ばせる工夫を盛り込んだ教材だという。

 「すらら」はこれまで、小学4年生~高校3年生までの学習指導要領に準拠していたが、今回範囲を拡大。小学校低学年版では、カリキュラム構成や画面の見やすさ、説明の理解のしやすさを考慮して制作している。

 学習障がい児への対応を考慮した工夫として、たとえば算数では算数LDの特徴のひとつである「ナンバーセンス(算数の通常の学習を支える数的認知能力)」の問題に対応できるよう、1年生の範囲以前に設けたプレレッスンを中心に対応。国語では、識字障害の弱点を克服するため、ところによって音声に合わせ文節がハイライトし、文字を追いやすくなっているという。文字量の多い画面では不要箇所をグレーアウトさせ、目に入る情報を減らすなどの工夫を施している。

 学習障がい児に限らず、国語の文字を学ぶ分野においては文字と音の認識が身に付くよう、「文字をさわって音を聞く」「聞こえた文字をえらぶ」など、多様なアプローチによる練習ができる。タブレットでは、文字の「とめ」「はね」や書き順の判定機能も設けた。

 さらに、学習した内容の定着確認を遊びながら行える「ゲーム」パートを追加。結果に応じてメダルやアイテムを授与し、獲得したアイテムを科目ごとのトップ画面を集めることができる。

 「通級指導」対象の児童・生徒が9万人を超えるなど、発達障がい児童・生徒に対する支援の整備が急務となっている今、すららネットでは、「すらら」小学校低学年版はその一助となるとしている。今後も「教育に変革を、子どもたちに生きる力を」という理念のもと、国内外問わず、品質の良い教育を低価格で提供することで社会の問題を解決していくという。

《黄金崎綾乃》

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