iPS細胞作製から10年…一家に1枚「生きものすべては細胞から」刊行

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一家に1枚シリーズ「生きものすべては細胞から」
一家に1枚シリーズ「生きものすべては細胞から」 全 2 枚 拡大写真
 文部科学省は3月10日、「一家に1枚 生きものすべては細胞から」ポスターを刊行した。科学技術の理解増進施策の一環として実施しており、科学技術週間Webサイトから「一家に1枚」ポスターのシリーズがダウンロードできる。

 文部科学省では、国民が科学技術に触れる機会を増やし、科学技術に関する知識を適切に捉えて柔軟に活用してもらうことを目的として「一家に1枚」ポスターを発行。シリーズの基本的なコンセプトは、「大人から子どもまで部分的にでも興味をもたせるもの」「見た目がきれいで部屋に貼っておきたくなるもの」など。

 ポスター「生きものすべては細胞から」では、「細胞はみな兄弟」「細胞が細胞を食べる?」「暮らしの中の細胞」「細胞の寿命」など、さまざまな細胞に関する情報を説明している。解説によると、ポスターの中に記されていることひとつひとつは、教科書で見るような、よく知られたことがほとんどだという。しかし、「その知識も細胞の共通性と多様性というメガネを通してみるとつながっていくのではないか」として、ポスターの中で「生物は細胞を基本単位に生きているという共通性をもちながらとても多様」ということをもっとも伝えたかったとコメント。

 また、2017年はヒトiPS細胞作製が発表されてから10年の節目の年にあたる。iPS細胞技術は、生命科学・医学研究の発展などへ貢献が期待される一方で、生命倫理の課題を生み出した一面もある。今回のポスターについて、iPS細胞について理解してもらうためには、まず細胞について知ってもらうことが大切ではないかとの思いが今回の制作につながっているとした。

 このポスターは、全国の小・中・高等学校、全国の科学技術館・博物館などを通じて配布予定。科学技術週間Webサイトには、今回の「生きものすべては細胞から」のほか、これまでに公開された「元素周期表」「宇宙図2013」「くすり」なども掲載。ポスターとともに概要解説も読むことができる。

《黄金崎綾乃》

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