睡眠時間「短い」子供は風邪をひきやすい…小児科医調査

 小児科医を対象とした「子供の体調管理に関する調査」によると、風邪をひきやすい子供の特徴第1位は「睡眠時間の短さ」だった。風邪予防に大切なのは、手洗い・うがいや免疫力を上げるための運動。多くの小児科医が全身を使う運動を推奨していることも明らかとなった。

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風邪で受診する子供が多いのは何月ですか?
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 小児科医を対象とした「子供の体調管理に関する調査」によると、風邪をひきやすい子供の特徴の第1位は「睡眠時間の短さ」だった。風邪予防に大切なのは、手洗い・うがいや免疫力を上げるための運動。多くの小児科医が全身を使う運動を推奨していることも明らかとなった。

 子供の体操教室を運営するさわだスポーツクラブは、小児科医を対象に「子供の体調管理に関する調査」を実施。インターネットを利用した調査では、1,005人から有効回答を得た。調査期間は、2021年12月3日から12月4日。

 風邪で受診する子供が多い月を聞いたところ「1月」がもっとも多く、これに「12月」「2月」が続く。寒い時期に風邪をひきやすい原因としては、「免疫力が低いこと」「手洗い・うがい不足」「空気の乾燥」をあげる小児科医が多かった。風邪をひかないために気を付けることについては、「正しい手洗い・うがいをさせる」が最多。

 風邪をひきやすい子供の特徴を尋ねた質問には、「睡眠時間が短い子」「運動をあまりしない子」「小食・偏食な子」と回答した人が多く、睡眠・運動・栄養のバランスが崩れると風邪をひきやすいことがわかった。

 運動不足の子供が増えているかを聞いたところ、9割近くの人が「増えている」と回答。その一方で、風邪予防のために運動が大切だと答えた人は、8割以上にのぼる。風邪予防に運動が大切な理由は「体温が上がるから」が最多。また子供に推奨する運動には「なわとび」「体操」「水泳」が回答の上位を占めた。

《竹間たまみ》

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