早稲田大学は、文部科学省「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」への採択（2022年6月17日）を受けて、DXやデジタルビジネスの企画・立案・推進等を担うデジタルビジネスデザイナーといった、DX中核人材を育成することを目的とした「スマートエスイーDXコース」を開講する。
早稲田大学を中心とし、2018年よりイノベーティブ＆DX人材を育成するAI・IoT・ビッグデータ技術分野のビジネススクールとしての社会人学び直しプログラムとして「スマートエスイー」を開設。開講するDXコースは、DXやデジタルビジネスの企画・立案・推進等を担うデジタルビジネスデザイナーといった、DX中核人材を育成することを目的としている。
カリキュラムは経済産業省の「DXリテラシー標準」と英国の「SFIA Framework」を参照し、DX推進のためのビジネス領域と、それに欠かせないデジタル技術を体系的かつバランスよく学べるように設計。各科目は演習を豊富に用意している。また、デジタルとビジネスを有機的につなげるために、アジャイル・ビジネス検証（PBL）を実施するとともに、ゼミ形式で議論を深めるDXゼミを必修とする等、大学ならではの学びを提供する。
DXコース修了者は修了審査を行い、合格者には履修証明書と早稲田大学の「オープンバッジ」を授与。スキルのデジタル証明書であり、国際標準規格に基づき作られるオープンバッジで、早稲田大学としてはスマートエスイーが初めての試みとなる。学歴から学習歴へと移り変わりつつある今、オープンバッジは国内外のさまざまなシーンで、知識・スキルを証明する有用なツールとなるという。
開講期間は、10月8日～2023年3月4日。定員は30人。受講方法はオンライン（Zoom）、一部ハイブリッド型（西早稲田キャンパスでの対面式＋Zoom）。受講要件は、大学入学資格を有すること、ビジネスの実務経験を有すること。受講料は49万5,000円（税込）。選考は、提出書類や面接による選考（面接は選考の過程で必要と判断した人のみ）。申込みは9月30日まで、Webサイトから申し込む。
DXコースの開講を記念し、DXシンポジウム・交流フォーラムとDXコース募集説明会を8月27日に開催する。参加は無料。場所は、早稲田大学リサーチイノベーションセンター（ウェビナー配信あり）。申込みはWebサイトから行う。申込締切は8月25日午後11時59分。
