第16回キッズデザイン賞、214点発表…受賞者一覧

 キッズデザイン協議会は2022年8月24日、第16回キッズデザイン賞の受賞作品214点を発表した。地域交流や自然や人との共存等の建築関連作品が増加傾向にあり、SDGsを意識した子供の創造性や自主性をサポートする製品・サービス等が多数受賞した。

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 キッズデザイン協議会は2022年8月24日、第16回キッズデザイン賞の受賞作品214点を発表した。地域交流や自然や人との共存等の建築関連作品が増加傾向にあり、SDGsを意識した子供の創造性や自主性をサポートする製品・サービス等が多数受賞した。

 キッズデザイン賞は2007年より、子供の未来が持続的で明るいものであるように、子供や子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた製品・サービス・空間・活動・研究等を顕彰。これまでの累計応募数は6,168点、受賞数は3,653点にのぼる。

 16回目となる今回は、2022年3月1日~5月16日の期間に383点の応募があり、審査の結果214点が受賞した。部門別では、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」が51点、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」が97点、「子どもたちを産み育てやすいデザイン」が66点。

 今回は、コロナ禍では実測の難しいとされる調査研究の応募数が減少したものの、地域社会との交流や自然や人との繋がりを重視した建築関連作品に増加傾向がみられた。建築関連では、旭化成ホームズの子育て家族の安心と健康をサポートする「スマートクローク・ゲートウェイ」、積水ハウスの子育て家族の幸せな大空間「ファミリースイート」、中央住宅「育てることで育む『農』のある暮らし ハナミズキ春日部・藤塚」等、多数の作品が受賞している。またSDGsを意識し、子供の創造性や自主性をサポートする製品や空間・サービスの開発・取組み等も多く見受けられた。

 今年は世界の3大デザインアワードともいわれるiF International Forum Design GmbHとのパートナーシップ連携協定を締結しており、キッズデザイン協議会は「受賞作品を通じて日本の『子ども目線・子ども視点』のキッズデザインの考え方が世界にも認められる契機となることを祈っている」とコメント。なお、最優秀賞「内閣総理大臣賞」をはじめとした優秀作品は、最終審査において選定し、9月21日に発表予定。9月28日に六本木アカデミーヒルズにて表彰式を開催する。


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《川端珠紀》

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