算数・数学を楽しく「小学生関数アートコンテスト」受賞作品発表

 算数・数学の楽しさを伝えるコンテンツ企画制作を行うmath channelは、2022年8月に小学生を対象に開催した「第1回全国小学生関数アートコンテスト」について、関数アートに精通するゲスト審査員の厳選なる審査のもとで5つの受賞作品を決定したことを発表した。

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第1回全国小学生関数アートコンテスト
第1回全国小学生関数アートコンテスト 全 8 枚 拡大写真

 算数・数学の楽しさを伝えるコンテンツ企画制作を行うmath channelは、2022年8月に小学生を対象に開催した「第1回全国小学生関数アートコンテスト」について、関数アートに精通するゲスト審査員の厳選なる審査のもとで5つの受賞作品を決定したことを発表した。

 「第1回全国小学生関数アートコンテスト」は、動的関数ソフトウェアのdesmosとGeogebra等を利用したグラフアート作品が3部門で競われ、算数好きの小学生ならではの自由な発想による関数アート作品が集まった。

 コンテストの審査員を務めたのは、「笑う数学」(KADOKAWA)での共著もある数学ファンの「鯵坂もっちょ」氏と数学教師芸人の「タカタ先生」、そして、数学講師の「ζWalker」(岡本健太郎)氏の3名。

 スライダー機能を活用した動きのある魅力的なグラフアートを競う「動くグラフ部門」からは、「『あ』と『安』」(小学6年生「ログ」さん)と「。。。もしかしたら、もうすでに、あなたのそばに、潜んでいるかも。。。しれませんよ。。。?ほら、あなたのうしろに。。。」(小学6年生「元素記号1111(2)番」さん)の2作品が受賞。算数数学の面白さをグラフで伝える「算数数学なるほど部門」からは、「ぐるぐるりーん」(小学2年生「そうくん」さん)と「りんごの木」(小学4年生「こむくん」さん)の2作品が受賞。「自由テーマ部門」からは、「月」(小学3年生「そうすけT」さん)の1作品が受賞した。

 関数ソフトの魅力ついて審査員からは、「普段見る教科書上ではぜんぜん動いてくれないものが目の前で動いてくれる。そこが魅力のひとつなんじゃないかと思います」(鯵坂もっちょ氏)、「数値計算により表現される正確な位置や曲線は関数ソフトや描写ソフトの魅力の1つ」「新たな発見や理解、アイデアが次々と生み出され、無限の可能性を秘めていると思います」(ζWalker氏)、「関数ソフトは教育コンテンツとしての可能性もすごく感じています。算数嫌いの小学生が関数ソフトを使った作品作りに夢中になっている姿を何度も目にしました」(タカタ先生)とその可能性に期待する声が寄せられた。

 受賞作品と審査員によるコメント、グラフツールのdesmosとGeogebraは、同コンテストのWebサイトで紹介されている。


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《増田有紀》

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