大学生流行語大賞2022上半期、コトバ部門に「はにゃ?」

 大学サークルのプラットフォームアプリ「サークルアップ」を運営するユーキャンパスユースは2022年10月5日、「大学生流行語大賞2022年度上半期」を発表した。コトバ部門では、とぼけるときに使用する「はにゃ?」が1位に輝いた。

趣味・娯楽 大学生
大学生流行語大賞2022年度上半期
大学生流行語大賞2022年度上半期 全 4 枚 拡大写真

 大学サークルのプラットフォームアプリ「サークルアップ」を運営するユーキャンパスユースは2022年10月5日、「大学生流行語大賞2022年度上半期」を発表した。コトバ部門では、とぼけるときに使用する「はにゃ?」が1位に輝いた。

 大学生流行語大賞2022年度上半期は、ユーキャンパスユースが大学サークルのプラットフォームアプリ「サークルアップ」に登録する全国の現役大学生300名のアンケート結果をもとに、「ヒト部門」「モノこと部門」「コトバ部門」の3部門にカテゴライズして発表した。Webアンケート期間は8月19日~22日。

 ヒト部門は、1位が現役大学生シンガーソングライター「Vaundy (バウンディ)」、2位が「BTS」、3位が「なにわ男子」、4位が「大谷翔平」、5位がミュージシャン「マカロニえんぴつ」とアイドルグループ「JO1(ジェイオーワン)」。1位のVaundyの楽曲は、歌詞やメロディーが大学生の心に響き、TikTok内で多く利用されていることから、耳にする機会が多かったことも1つの要因かもしれない。
 
 モノこと部門は、1位が人気漫画「SPY×FAMILY」、2位がオンラインショッピングプラットフォーム「SHEIN」、3位が「東京卍リベンジャーズ」、4位がSEKAI NO OWARIの楽曲「Habit」、5位が「TikTok」。1位の「SPY×FAMILY」は、2022年4月にテレビアニメが放送開始され大学生の中で流行。4位のSEKAI NO OWARIの楽曲「Habit」は、MVで披露されたダンスの「踊ってみた動画」がTikTokを中心に大流行。真似して踊る大学生の投稿も多くみられたという。

 コトバ部門は、1位「はにゃ?」、2位「アーニャ、ピーナッツが好き」、3位「ぴえん」。大学生の間では、とぼけるときに「はにゃ?」という言葉を使っているようだ。2位の「アーニャ、ピーナッツが好き」は、モノこと部門で1位に輝いた「SPY×FAMILY」のメインキャラクターアーニャのセリフ。「アーニャ、ピーナッツが好き」というセリフにあわせた踊りは、TikTokで大流行した。3位の「ぴえん」は、本来は悲しみを表すときに使う言葉で流行していたが、最近では「ぴえん系女子」や「ぴえん系メイク」といったように「ぴえん」から派生した言葉も生まれている。

 2022年上半期流行語調査では、話題になったヒト・モノこと・コトバがTikTokで流行し、流行がさらに加速していくという形が目立った。コストパフォーマンスよりもタイムパフォーマンスを重視する今どきの大学生にとっては、起承転結を短い時間で見られるTikTokが魅力的なコンテンツであり、思い出等をTikTokのショート動画作成で残す人も珍しくない。今では、TikTokが流行の発端となり、インスタ映えという言葉自体が古いものになりつつあるのかもしれない。

◆大学生流行語大賞2022年度上半期
【ヒト部門】
1位「Vaundy」(ミュージシャン)
2位「BTS」(アイドルグループ)
3位「なにわ男子」(アイドルグループ)
4位「大谷翔平」(スポーツ選手)
5位「マカロニえんぴつ」(ミュージシャン)
5位「JO1」(アイドルグループ)
【モノこと部門】
1位「SPY×FAMILY」
2位「SHEIN」
3位「東京卍リベンジャーズ」
4位「Habit」
5位「TikTok」
【コトバ部門】
1位「はにゃ?」
2位「アーニャ、ピーナッツが好き」
3位「ぴえん」


MORE (モア) 2022年11月号 [雑誌]
¥509
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
eclat (エクラ) 2022年11月号 [雑誌]
¥856
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《川端珠紀》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集