コンタクトデビュー、5割が小中学生…年々低年齢化

 HOYAが事業展開するコンタクトレンズ専門店「アイシティ」は2023年12月7日、小中学生を中心としたコンタクト利用状況の調査結果を公表した。近年コンタクトデビューは低年齢化が進んでいるほか、コンタクトレンズの利用によって、子供たち自身にポジティブな心境変化がみられることが明らかになった。

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コンタクトの利用開始時期について
コンタクトの利用開始時期について 全 6 枚 拡大写真

 HOYAが事業展開するコンタクトレンズ専門店「アイシティ」は2023年12月7日、小中学生を中心としたコンタクト利用状況の調査結果を公表した。近年コンタクトデビューは低年齢化が進んでいるほか、コンタクトレンズの利用によって、子供たち自身にポジティブな心境変化がみられることが明らかになった。

 HOYAは、2023年に創業50周年を迎える。1973年の創業より、「アイシティ」は目の健康を第一に、コンタクトレンズの販売を通し、多くの人のコンタクトライフをサポートしてきた。調査は、次世代を担う子供たちの目の健康を守り続けたいという思いのもと実施。調査期間は2023年11月14日から17日。コンタクトを利用している全国の男女(小学生から49歳)を対象にインターネットで実施した。小中学生については、親による代理回答。

 コンタクトの利用開始年齢について尋ねたところ、現在10代(15~19歳)の利用者では、小中学生でのコンタクトデビューが約5割という結果になった。また、コンタクトの利用開始年齢を「小学生~19歳」と回答した人を抽出し、年代ごとに構成割合を比較。その結果、若い年代ほど小中学生のときに利用開始した人が多く、コンタクトデビューの「低年齢化」の傾向がみられた。さらに現在10代(15~19歳)は、40代と比べて、小学生でのコンタクトデビューが約1.8倍という結果となり、小学生デビューも増加傾向にあった。

 次に、コンタクトを利用する小中学生の子供とその親に、コンタクトを利用して良かった点を尋ねた。コンタクト利用の小中学生約4割が、コンタクトの利用によって、「より明るくなった・活発になった・社交的になった」という内面的な心境変化があったと回答。また「部活やクラブ活動にやる気や意欲が増した」という項目においては、親以上に子供本人による回答率が高く、親が感じる以上に子供自身が、やる気や意欲の向上をより実感していることがわかる。コンタクトの利用によって視界が広がり、思いきって体を動かせるようになることが、子供たち自身のモチベーション向上につながっていると推察されるという。

 一方、コンタクトを利用して悪かったことは、小中学生の子供とその親の双方ともに、費用面に加え、日々のケアにおける手間や面倒さに関するスコアが高い結果となった。コンタクトの装用には眼科の処方(指示書など)があれば年齢制限はないものの、コンタクトレンズは「高度管理医療機器」にあたる。コンタクトデビューの「低年齢化」傾向が進む中、アイシティでは、コンタクトを利用する子供において「定期的な眼科受診とコンタクトの正しい使い方や選び方に関する理解がますます重要になると考える」としている。

 なお、創業50周年を迎えるアイシティは、次世代を担う子供のコンタクトデビューを応援するWebCM「『今を、思いっきろう』子どもたちは、全力だ篇」の放映を12月7日から開始した。また、12月最終営業日まで、アイシティ初回利用時、対象の使い捨てレンズ購入者を対象に、店頭価格(税別)から40%OFFになるキャンペーンを実施している。キャンペーンの詳細はWebサイトで確認できる。

《中川和佳》

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