「自宅往診サービス」認知、妊娠中・子育て中ママの約半数

 子育て情報メディア「コズレマガジン」を運営するコズレは、「子育て世帯の『自宅往診サービス』利用 市場調査2023」の結果を2023年12月8日に公表した。実際の利用経験は4%と少ないが、利用者のリピート志向は6割と高いことがわかった。

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自宅往診サービスの認知
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 子育て情報メディア「コズレマガジン」を運営するコズレは、「子育て世帯の『自宅往診サービス』利用 市場調査2023」の結果を2023年12月8日に公表した。実際の利用経験は4%と少ないが、利用者のリピート志向は6割と高いことがわかった。

 調査は、妊娠中・産後の女性を対象に2023年10月18日から11月7日にかけてインターネットで実施。有効回答数は531名。自宅往診サービスの認知については、「知っている」と回答した人は約47%、「知らない」と回答した人は約53%となった。「知っている」と回答した人の中で、「実際に受診が必要になる前から知っていた」人は約94%、「実際に受診が必要になってから知った」人は約7%となった。実需が発生する前のタイミングで、既に自宅往診サービスの存在を見聞きする機会が多いことがうかがえる。

 一方で自宅往診サービスの利用経験については、「利用したことがない」人が約96%と圧倒的に多く、「利用したことがある」人は約4%という結果だった。認知はしているものの、まだ利用したことのない人がほとんどであることがわかる。

 各サービス名の認知率の調査では、「ファストドクター」がもっとも高く、次に「みてねコールドクター」、「キッズドクター」が続く結果となった。利用率でも同様の傾向が見られる。ただし、下位になるほど、認知率と利用率の間の乖離が大きくなっており、認知度の高いファストドクターが選ばれやすいことがうかがえる。

 サービスのリピート率の調査では、「まだ機会はないが、次回も同じ自宅往診サービスを利用したい」が約50%、「初回と同じ自宅往診サービスを利用した」が約14%となった。初回に利用したサービスと同じサービスをリピートした人、またはリピートしたいと思っている人が約64%と過半数を超えており、利用した人の満足度の高さをうかがわせる結果となった。

《中川和佳》

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