「英字新聞はコスパもタイパも最高」StudyInネイティブ英会話 清家&アンジーの英語力アップ術

 YouTubeチャンネル『StudyInネイティブ英会話』でお馴染みの清家さんとアンジーさん。子供から大人まで、英語を楽しく学べる動画を配信し続け、登録者数は100万人を突破。多様なメディアを参考にして日々のトピックを考えているというお二人に、英語の勉強法や日本語ナビ付きの週刊英字新聞「Asahi Weekly」とそのデジタル版「Asahi Weekly DIGITAL」の活用法について話を聞いた。

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「英字新聞はコスパもタイパも最高」StudyInネイティブ英会話 清家&アンジーの英語力アップ術
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 YouTubeチャンネル『StudyInネイティブ英会話』でお馴染みの清家(せいけ)さんとアンジーさん。子供から大人まで、英語を楽しく学べる動画を配信し続け、登録者数は100万人を突破。多様なメディアを参考にして日々のトピックを考えているというお二人に、英語の勉強法や日本語ナビ付きの週刊英字新聞「Asahi Weekly」とそのデジタル版「Asahi Weekly DIGITAL」の活用法について話を聞いた。

家にいながら英語や海外に触れて人生をハッピーに

--まずはお二人の英語や海外との関わりについて教えてください。

アンジーさん:私は2歳半から10歳までをアメリカとオランダで生活しました。一旦帰国し、高1まで日本で生活したのち、高2・3をシンガポールで過ごし、大学でまた日本に戻って来ました。つまり海外生活は3か国で計10年です。その間には現地の学校、インターナショナル・スクール、日本人学校のすべてを経験させていただきました。

清家さん:僕はアンジーとは正反対で、生まれてから22歳まで大阪から出たことはなく、ドメスティックな環境で育ちました。そんな僕が海外に目覚めたのは、中学生の時にハマった『LOST』というアメリカのドラマがきっかけでした。飛行機の墜落で無人島に残された生存者のサバイバルストーリーなのですが、世界は広いこと実感し、自然と英語の勉強にも力が入るようになりました。さらに、日本語も英語も通じないところに身を置いてみたいと思って、大学時代には台湾に約1年間留学しました。

 実は僕は元々とてもシャイな人間で、人の目を見て話せないタイプだったのですが、英語を勉強したり、留学したりしたのは「そんな自分を変えたい」という気持ちもありました。

YouTubeチャンネル『StudyInネイティブ英会話』でお馴染みの清家さんとアンジーさん。子供から大人まで、英語を楽しく学べる動画を配信し続け、登録者数は100万人を突破

--お二人はどうやってYouTubeクリエイターになったのですか。

清家さん:僕は大学卒業後に上京し、留学支援やインバウンドに携わる今の会社(ブルード)に就職しました。ところがコロナ禍になり、留学事業が停滞したため、家にいながら海外に触れてもらう手段の1つとして、2020年夏にYouTube配信『StudyInネイティブ英会話』を始めました。

 当然ながら、立ち上げたころは再生回数も少ないので、視聴者にDMをして、番組についての感想を聞いてみたり、英語についてどんな悩みがあるかを教えてもらったりしながら、皆さんの英語に関する課題を解決できるようなコンテンツづくりを目指しました。最初の半年は1日に4本くらい投稿しても、300再生ほどで失敗も多かったのですが、「失敗は成功の素」というポジティブマインドで、ブラッシュアップしていくよう心がけていました。

家にいながら海外に触れてもらう手段の1つとして、2020年夏にYouTube配信『StudyInネイティブ英会話』をスタート

アンジーさん:私の場合、大学卒業後しばらくは役者として活動していました。2年経ったところでコロナ禍となり、会社員への転向を決意して就職したのが清家と同じ会社でした。1年ほど営業を経験した後、マーケティング部に異動となり『StudyInネイティブ英会話』を運用するようになりました。役者という仕事は志半ばでしたが、コンテンツ制作には役者としての経験が大いに生かせているので、「人生に無駄なことってひとつもないな」って思います。

清家さん:先ほども言ったように、僕自身、英語や留学が自分を変える転機となりました。だからこそ、僕たちの配信をきっかけに、1人でも多くの人が英語や海外に興味をもち、人生をハッピーにしてもらえたら良いなという気持ちがあります。嬉しいことに、毎日たくさんいただくダイレクトメールには、「英語が楽しい」「海外に行きたくなった」というコメントが多くて、中には「高校時代に『StudyInネイティブ英会話』で英語が好きになり、今は海外の大学に通っています」という報告をもらったこともあります。

英語をスキルアップするカギは?

--『StudyInネイティブ英会話』で紹介する英語のフレーズや単語など、日々のトピックはどうやって探しているのですか。

アンジーさん:自分の頭だけで考えているとネタが尽きてしまうので、世界中から知恵を借りています。常に意識的にやっているのは、SNSで英語圏からの発信をフォローしたり、映画やドラマのセリフをリサーチしたりしながら、最新のフレーズをインプットすること。視聴者が見て、「これは知らなかったけどなるほどね」とか「勉強になった」「使ってみたい」などと思ってくれそうな英語のフレーズや単語を探し続けている感じです。

動画のネタ集めに「世界中から知恵を借りています」と語るアンジーさん

清家さん:僕は英語に限らず、外国語という視点でリサーチしています。特に語学の教授法については、スペイン語や中国語など、英語以外の言語を教える動画を参考にすることもあります。

 また、日常的に必ず「なぜ」を考えるようにしています。たとえば、Octopus(タコ)やOctagon(八角形)は語源に「8」という意味を含みますが、同じOctがつく英単語でも、Octoberは8月ではなく10月です。これって不思議だと思いませんか? 実は調べてみると、紀元前には3月が年始とされていて、3月から8番目の月が今の10月なので、Octoberは10月を示すようになったそうです。些細なことですが、そうした「なぜ」を掘り下げて、楽しいコンテンツにまとめることもよくあります。

アンジーさん:私たち、お笑い芸人さんのようにネタ帳を持ち歩いているんです(笑)。日頃からそうやって気になったことなどを書き溜めて、企画作りの時にはお互いのネタ帳を参考にしてアイデアを出しあっています。

--お二人は英語のスキルアップのために、日頃から何か心がけていることはありますか。

アンジーさん:私は自分の可処分時間の言語をすべて英語に替え、英語に触れる「時間」を増やすことを心がけています。そのために意識していることが3つあります。1つ目は、帰国子女の友人など、国際的なバックグラウンドをもつ人たちとのご縁を大事にし、定期的に会って話すこと。2つ目は、社内の外国人メンバーと積極的にコミュニケーションを取ること。そして3つ目は、趣味を通じて楽しみながら英語に触れることです。たとえば、私はカラオケが好きなのですが、必ず洋楽を歌います。映画やドラマも、海外の作品を積極的に観るようにしています。ちなみに、私がずっと好きなドラマは、ウィル・スミス主演の1990年代のドラマ『ベルエアのフレッシュ・プリンス』(原題:The Fresh Prince of Bel-Air)です。スラングも含めてアメリカの文化がよくわかるのでお勧めです。

清家さん:僕は独り言や社内での会話も含めて、英語の「アウトプット」を積極的に増やすように心がけています。どれほど英語をインプットしても、アウトプットしないとなかなか使えるようにはならないと思うので、ここは日常的に意識していますね。

アンジーさん:清家は海外に行くと、アウトプットの機会が増えるからか、帰国してしばらくは英語のスピーキング力がものすごく高いです。でもしばらく時間が経つと本人は自信を失っていくようですが(笑)、日本にいる時もそうやって独り言まで英語でアウトプットするのはすごい!

清家さん:アンジーに褒められた(笑)。あと、いつもアンジーの英語を横で聞いているので、リスニング力は間違いなく上がっています。やはり、できるだけ日常生活で英語に触れる環境に身を置くことって大事だなと思います。

お二人とも、日本にいながら日常生活で英語に触れる環境づくりを大切にしている

Asahi Weeklyのココがいい! コスパもタイパも最高

--今回はAsahi Weekly DIGITALと紙面を読んで、オリジナル動画を作っていただきました。お二人のお気に入りのコーナーはどこですか。

清家さん:僕がいちばん好きなのは、英語のトリビア的な情報を紹介するコラム『英語のツボ』です。2~3の文章で端的に書かれているのですぐに読めますし、何より知識欲が刺激されます。思わず「へぇー!そうだったのか」と、ネイティブスピーカーの頭の中を理解できたような「アハ体験」を得られるので、単語帳で覚えるよりも数倍は記憶に残りやすいと思います。

 最近の記事では、skinとleatherの違いの解説が面白かったですね。日本語に訳すと同じ「皮」ですが、skinは動物からそのまま剥がされた状態のもの、leatherは機械的に加工してなめしたものという違いがあるそうです。だから「レザージャケット」という言い方をするのかと、腹落ちしました。このように、日本人にはわかりにくいニュアンスが言語化されていて、興味深いんですよね。

清家さんのお気に入りは、英語のトリビア的な情報を紹介するコラム『英語のツボ』。紙面の一番下にあり、豆知識として手軽にインプットできる

アンジーさん:私が特に好きなコーナーは3つ。まずは『THE GREENVILLE STORY(やさしい単語で寸劇!)』という、アメリカ・オレゴン州の町を舞台にした高校生や家族の日常会話です。季節の伝統行事や生活習慣などの身近な話題で、右側に日本語訳、すぐ下には単語の解説もついているので気軽に読めます。

 次は、『米国がわかるキーワード』。ここでは、時事ニュースや社会のトレンドに関連した表現が紹介されていて、YouTubeで生きた英語を届ける際の参考にさせてもらっています。

 そして、『Dear Annie』という米国版の人生相談のコーナーも大好きです。パートナーとの関係や子育て、職場での悩みなどが幅広い年齢層から寄せられ、「人の悩みって万国共通なんだなぁ」と、親近感を感じてほっとするようなことも。それにAnnieの回答も、アドバイスが的確な場合もあれば、相談内容に呆れて突き放すような回答もあったりして、とても面白いんです。

アンジーさんお気に入りの『米国がわかるキーワード』からピックアップした「生きた英語」を紹介するオリジナル動画(視聴者特典付き)を公開中!

--どんなふうにAsahi Weeklyを読めば英語力はアップするでしょうか。

清家さん:週1回、定期的に届くので、自分のスケジュールに組み込んで「習慣」にしてしまうことだと思います。ボリュームは、毎日届く新聞に比べれば適度な情報量ですが、すべて読み切ろうとするとしんどいかもしれません。その場合は、自分の英語力や空き時間に応じて、好きなコーナーを決めてピンポイントで読むという読み方でも、続けていけば十分効果は得られるはずです。

アンジーさん:私は新聞の最大の特長である「網羅性」が、英語力アップにつながると思っています。

 私にとってはSNSも欠かせない情報源ですが、流れてくる情報はアルゴリズム上どうしても自分が好きなジャンルに偏ってしまいますし、真偽や背景が不明瞭な情報が流れてくることもあります。その点、Asahi Weeklyならタイムリーで多様なトピックを幅広く紹介してくれて、情報のソースも確かなものばかりです。英語で正しい情報と正しい使い方、両方を網羅的にカバーできるところは、英語力を鍛える上でとてもありがたいですね。

清家さん:Asahi Weeklyは、その「網羅性」によって、英語だけでなく、文化や価値観も学べる点が本当に優れているなと感じます。

 僕らの会社では留学サポートを行っていますが、留学経験者の約9割が「留学前に日本や海外のことをもっと勉強しておけばよかった」と悔やんでいるんです。話題のきっかけとして、いろんな分野にアンテナを張り、雑談のトピックが豊富にあったら、もっと活発に色々な人たちとのコミュニケーションが交わせたはずだ、と。ですから、Asahi Weeklyで多様な文化や価値観に触れるとともに、海外では何が話題になっているかにも興味を向けて、「話したい」「伝えたい」「誰かと共有したい」といったモチベーションを育てておくことが、英語の上達にはとても大事だと思っています。

多様な文化や価値観に触れ、「話したい」「伝えたい」「誰かと共有したい」といったモチベーションを育てておくことが英語の上達にはとても大事

アンジーさん:ほんと、「話したい」「伝えたい」という気持ちは大事ですね。Asahi Weeklyはデジタル版も便利です。特に音声機能で速度を変えられるところがお気に入りです。私はせっかちなので2倍速で聞いてしまいますが、そのくらいがネイティブスピーカーの話す速さに近いのかなと。もし聞き取れない部分があれば、そこだけ遅くして聞いてみたり、心地よいスピードで記事の英文を音声に続けて読んでみるシャドーイングもお勧めです。

 また、トピックの絞り込み機能も便利です。真面目な記事を選んだり、エンタメ要素の強いものを選んだり、その日の気分に合わせて使っています。

清家さん:僕も速度を変える機能はお気に入りです。あえて2倍速で聞いて、1倍に戻したときの「自分が強くなった感」がたまらない(笑)。僕もせっかちで、マルチタスク好きな多動系なので、リスニングの練習をしながら知識の勉強もできてしまうところが自分にはピッタリです。時間を有意義に使えて、コスパもタイパも良いですね。

Asahi Weeklyデジタル版は音声機能で速度を変えられるところが便利。リスニング、シャドーイングにも使える

英語は「明るい未来」への「扉」

--近年はAIも急速に進化し、「Chat GPTや自動通訳・翻訳ツールなど便利なものを使えば、英語の勉強をしなくてもなんとかなるのでは?」という風潮もあります。

清家さん:そのようなツールにコミュニケーションを任せるということは、たとえばキャッチボールであれば、自分の代わりに他人に球を投げてもらうようなものです。強い球か弱い球か、回転がかかっているかストレートかといったボールの感触は味わうことができません。「好きです」と告白するにしたって、テンションや言い方で気持ちの伝わり方が全然違うように、コミュニケーションの本質って、自分で言葉や表現を選んで、相手とつながる感覚にこそあるのではないでしょうか。

アンジーさん:日本では多くの場合、英語の勉強の目的が試験の突破になっていることが課題だと思っています。確かにそれだけが目的だとしたら、便利な翻訳ツールの発達によって「もう英語は勉強しなくてもいいよね」ってなるかもしれません。

 でも私は、英語を学ぶ価値は「人生を豊かにできること」にあると思っています。英語は確かに手段でしかないけれど、英語を通じて、自分とは異なるバックグラウンドにある人と交流し、理解しようと歩み寄れる。お互いの心が通い合ったり、価値観が揺さぶられたりして、これまで見えていた世界がぐわーー!!っと広がっていくんです。清家が言ったように、どんな気持ちで、どんな言葉を投げかけるかは自分にしかわからない。だからこそ、ツールに任せるのではなく自分で英語を使える方が、より豊かな人生になるのではないでしょうか。

英語を学ぶ価値は「人生を豊かにできること」にある

 もっと色々な人に出会いたい、視野を広げたい、あるいは自分を変えたいと思っている人も、今の自分になんとなく自信がないとか、居場所がないなどと感じている人も、英語を使えるようになった先には、必ず明るい未来があると信じてほしい。目の前の試験を突破するためだけではなく、その先の広い、楽しい世界を垣間見てもらうこと、未来に希望を感じてもらうことが私たちのミッションです。

--ありがとうございました。

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 YouTubeでお見かけするのと同じく、とても明るく笑いの絶えないお二人は、インタビューも撮影中も息ぴったり。英語の話をするお二人は本当に楽しそうで、視聴者の皆さんが英語好きになる秘訣はここにあると感じた。誰かと話したくなるニュース、使いたくなるフレーズ満載のAsahi Weeklyを、インプットにもアウトプットにもおおいに活用し、楽しい世界をひろげてみてはいかがだろうか。

《なまず美紀》

なまず美紀

兵庫県芦屋市出身。関西経済連合会・国際部に5年間勤務。その後、東京、ワシントンD.C.、北京、ニューヨークを転居しながら、インタビュア&ライターとして活動。経営者を中心に600名以上をインタビューし、企業サイトや各種メディアでメッセージを伝えてきた。キャッチコピーは「人は言葉に恋♡をする」。

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