大学通信は2024年2月15日、全国の進学校の進路指導が評価する「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング2023」を発表した。3位に金沢工業大学、4位に東京理科大学、5位に京都大学がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。
ランキングでは、全国の進学校645校の進路指導教諭が勧める「小規模だが評価できる大学」を調査。各項目ごとに5校を選んで順位をつけ、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント…として集計している。
入学後、生徒を伸ばしてくれる大学3位は、私立大トップの233ポイントを獲得した金沢工業大学。同大は、建学の理念に基づき、「自ら考え行動する技術者」の育成を目標としている。2025年4月には、文理の枠を超えた6学部17学科体制で「社会実装型総合大学」へと進化させる（設置構想中）。
4位は、230ポイントを獲得した東京理科大学。建学時から真に実力を身に付けた学生だけを卒業させる「実力主義」の教育方針を貫き、進級時に指定科目の単位取得が必須な「関門制度」を設けるなど、学生を鍛える教育を行っている。また、早期からの専門的研究能力養成を目的に学部教育と大学院修士課程を一体化した「6年一貫教育コース」の導入など、研究開発において企業で「即戦力」になる人材の育成にも取り組んでいる。
5位は京都大学で150ポイント、6位は公立大学トップの国際教養大学で117ポイント、7位は筑波大学で83ポイント、8位は北海道大学で74ポイント、9位は武蔵大学で51ポイント、10位は東京工業大学と大阪大学で各49ポイントを獲得した。
大学通信のWebサイトでは、1位・2位の大学について、ランキング結果に結びついた分析も含め紹介している。
入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング2023「全国版」1位は？
