楽しく学べる「細胞アート展」ワークショップやサイト公開

 日本臨床細胞学会は2024年4月15日、公益社団法人化10周年記念企画「細胞アート展」を開催することを発表した。第1弾としてWebサイト「細胞アートクルーズ」を公開した。また、6月9日には大阪、8月4日には東京で「細胞アートワークショップ」を開催する。

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細胞アート展
細胞アート展 全 3 枚 拡大写真

 日本臨床細胞学会は2024年4月15日、公益社団法人化10周年記念企画「細胞アート展」を開催することを発表した。第1弾としてWebサイト「細胞アートクルーズ」を公開した。また、6月9日には大阪、8月4日には東京で「細胞アートワークショップ」を開催する。

 「細胞アート展」は、細胞や細胞診について楽しく理解してもらうイベント。日本臨床細胞学会の公益社団法人化10周年企画だという。細胞の役割、細胞診を支える細胞診専門医、細胞検査士の重要性を伝えることを目的としている。

 近年の医学の進歩により、平均寿命が延びている。一方、高齢化による加齢にともない、がんなどの発生リスクが高まっているという。がんなどの診断や治療は、細胞や組織を観察して検査をする「病理診断」が重要とされる。

 今回、企画の第1弾として、Webサイト「細胞アートクルーズ」を公開した。体内の細胞の構造について、ミクロのクルーズ船に乗っているかのように探索でき、体内の細胞がわかりやすく楽しみながら理解できる。また、正常と悪性の細胞の比較ができるため、がんなどの早期発見や治療を体感できるという。

 「細胞アート展」は、顕微鏡で撮影された細胞の写真を1つのアート作品として展示する写真展。同時に、小学生や保護者を対象に、実際に細胞について興味をもってもらう「細胞アートワークショップ」も開催する。

 細胞アートワークショップは、6月9日が大阪国際会議場、8月4日が東京慈恵医科大学にて予定している。詳細は、今後「細胞アートクルーズ」Webサイト内のお知らせにて発信される。

《宮内みりる》

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