早くもランドセル商戦がスタート…各社から新作モデル
全国的に夏休み真っ最中のこの時期、メーカーや流通大手からは来春の新1年生をターゲットとしたランドセルの新商品の発表が相次いでいる。
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イトーヨーカドーは8月3日、ランドセルのトップメーカーであるセイバンと共同開発したオリジナルブラント「グッドフィットランドセル」シリーズの新商品を発表。全国145店舗で販売を開始した。
同シリーズでは、学習指導要領の変更にともなう教材の増加や重量化に対応すべく、横幅と高さを大きくし、A4クリアファイルを収納可能とした。また、肩や背中への負荷を軽減する「天使のはね」「3D肩ベルト」機能や、脇腹に当たりにくい金具「ぴたっこ美錠」を採用している。機能やデザイン変化を持たせた3ラインナップを展開し、価格は29,900円〜48,000円。重量は、約950gから1,080gとなっており、主力アイテムの「ぐっとフィットポケットランドセル」では全21色のカラーを用意するという。
イオンでは8月3日、「トップバリュ」ブランドのランドセル「かるすぽ」の新商品を発表。8月11日より順次イオングループの約500店舗で発売予定。
前年モデルでは、A4クリアファイルがまっすぐ入りかつ軽いことで好評を得たという「かるすぽ」。新モデルではさらに1,000g以下の軽量化を実現し、中身が少ない時のガタつきを軽減する仕切りボード「しわけジョーズ」や、全体をバランスよく持ち上げるための「もち手」機能などを追加した。
24色を展開するカラーランドセルのほか、デザインや素材にこだわった「ニューバリエーションランドセル」、本体、かぶせ、へりの各部のカラーを24色から好きな色を組み合わせられる「MYカラーランドセル」の3ラインナップを展開予定。価格は31,000円〜37,000円となっている。
ニトリでは8月3日、帝人グループの帝人コードレと共同開発したニトリオリジナルランドセル「わんぱく組」を発表。全国のニトリ店舗および通販サイトのニトリネットにて8月26日より販売を開始する。
同社の調査によれば、ランドセルに求められるのは「収納力」や「軽さ」や「背負いやすさ」という項目に加え、「丈夫さ」を望む声が多かったという。同製品は、本体に帝人コードレが開発した湿気やキズに強い人工皮革「タフガード」を改良した人工皮革を使用。型崩れしにくいハコ型補強構造するなど、“すれ"や“破れ"、“型崩れ"に強いランドセルを実現しているという。価格は19,900円で、全7色を展開する。
そのほか、コクヨグループのコクヨS&Tでは、業界最大級の収容力をもつ「あんふぁんランドセル2012年モデル」を9月20日に発売予定。また武田産業では、業界トップクラスの選択数を誇るオーダーメイドランドセル販売サイト「ランセル.net」にて、8月3日より新作の販売を開始している。
《田崎 恭子》
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