Google アートプロジェクトに日本の美術館・博物館…70億画素も

 Googleは9日、2011年2月より米国・欧州で開始したGoogle アートプロジェクトに、国宝・重要文化財を含む日本の美術館・博物館に収蔵する作品が新たに加わったことを発表した。

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東京国立博物館 国宝「観楓図屏風」(狩野秀頼筆/室町~安土桃山時代)
東京国立博物館 国宝「観楓図屏風」(狩野秀頼筆/室町~安土桃山時代) 全 6 枚 拡大写真
 Googleは9日、2011年2月より米国・欧州で開始したGoogle アートプロジェクトに、国宝・重要文化財を含む日本の美術館・博物館に収蔵する作品が新たに加わったことを発表した。

 今回、日本からGoogle アートプロジェクトに参加したのは、足立美術館、大原美術館、国立西洋美術館、サントリー美術館、東京国立博物館、ブリヂストン美術館(五十音順)の6館。これらの美術館・博物館が所蔵する国宝16件、重要文化財51件を含む、芸術家 309名の手による美術作品567件の高解像度画像がGoogle アートプロジェクトで閲覧できるようになった。

 一部の作品については、70億画素の超高解像度で撮影しており、肉眼では見られない細かい筆のタッチまで詳細に見ることができる。日本の作品で超高精細画像が閲覧できるのは、東京国立博物館収蔵の国宝「観楓図屏風」(狩野秀頼筆/室町~安土桃山時代)と、足立美術館蔵の「紅葉」(横山大観作/1931 年)の2作品。

 東京国立博物館と足立美術館の2館については、ストリートビューで美術館内の様子を見ることも可能だ。

 Googleでは、今回のアートプロジェクト拡大に伴い、日本以外の地域の美術館、美術作品も加わった。参加美術館数は151館に増加、6,000 人以上の芸術家の手による30,000件以上の作品が鑑賞できるようになった。参加美術館の所在地も、欧州、米国に加え、アジアやオセアニア、南米地域に拡大、40カ国85都市から多様なアート作品が寄せられているという。

70億画素の超高解像作品も!……日本の美術館・博物館がGoogle アートプロジェクトに初登場

《編集部@RBB TODAY》

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