CT検査による被爆で子どもの白血病や脳腫瘍のリスクが3倍に
15歳未満の子どもがCT検査を受診するさい、おおよそ2~3回の頭部の撮影で脳腫瘍のリスクが3倍になり、5~10回の脊髄の撮影で白血病のリスクが3倍になると英ニューカッスル大学が6月7日に発表した。
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1985年から2002年に、イギリスの病院でCT検査をした22歳未満の約17万5千人を対象に、CT検査を受けた人の10年後のガン発症数を調査したところ、74人は白血病、135人は脳腫瘍と診断されていたことがわかった。
CT検査は、アメリカや日本のような国々で一般的に利用されている診断方法で、エックス線検査に比べて10倍以上の被爆量になるという。
これらのガンは、比較的まれであるので、累積的な絶対リスクは小さいが、CT検査が必要なケースかどうか慎重に考慮し、必要最小限にとどめてほしいという。
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