Office 365の教育機関向けバージョン登場、基本プランは無料で提供
日本マイクロソフトは6月27日、Microsoft Officeの機能をクラウドサービスで提供する「Office 365」において、学生や教育関係者を対象とした「Office 365 for Education」の提供を開始した。
教育ICT
ソフト・アプリ
advertisement

Office 365は、Word、Excel、PowerPointといったOfficeソフトをWebブラウザ上で使用できるようにし、電子メールや予定表、Web会議、ファイル共有、インスタントメッセージなどの各種の機能と合わせて提供するクラウドサービス。昨年6月に企業・一般向けがリリースされており、サービスのレベルと利用者人数に応じた月額制で提供される。
今回、以前から予告されていたOffice 365の教育機関向けバージョンが正式に登場した。同社の教育機関向けオンラインサービス「Live@edu」の後継に位置づけられ、基本機能で構成される「A2プラン」は無料で提供される。
A2プランには、ブラウザベースの「Office Web Apps」をはじめ、「Microsoft Exchange Online」によるクラウドベースの電子メールと予定表、アドレス帳を、独自ドメインで使用でき、ユーザー1人あたりの記憶領域として25GBが提供される。また、インスタントメッセージや、ビデオチャット、グループワークに活用できるデスクトップ共有機能付きのオンライン会議機能なども含まれる。
そのほか、「Office Professional Plus 2010」のデスクトップバージョンなどが追加される「A3プラン」(学生1人につき月額270円、教職員は月額480円)、さらに、エンタープライズボイス機能が追加される「A4プラン」(学生1人につき月額320円、教職員は月額640円)は、有料で提供される。
Office 365 for Educationの利用にあたっては、認定教育機関である必要がある。Office 365のサイトでは、30日間の試用版を提供しており、アカデミック割引を適用できるかどうかについては、試用期間中に問い合わせるようにとしている。
《田崎 恭子》
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement