立命館中高、2013年秋開校予定の新キャンパス移転を1年延期
立命館は、2013年秋に立命館中学校・高等学校を現在の京都市伏見区から長岡京市へ移転する予定だったが、時期を1年間延期すると発表した。理由は、土壌環境調査にて環境基準値を超える物質が検出されたためだという。
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同校では、2013年9月の新キャンパス開校を目指し、移転に向けての準備を進めており、工事手続きの各段階で必要な土壌環境調査を行いながら計画を進めていたという。しかし、建設に伴い必要な掘削土搬出に関わる土壌環境調査において、環境基準値を越える鉛やヒ素などの物質が検出されたため、移転の延期を決定したという。
今回検出された物質については、いずれもごく微量であり、自然由来のものと推定され、今後は、徹底的な調査と土壌の入れ替えなどを行い、1年遅れた開校を目指すという。従来の計画に比べ、土壌の入れ替えなど環境対策の行程が加わるため、約10か月工期が延長。竣工は2014年5月末、同年9月の開校を予定している。
なお、2013年度から始まる新カリキュラムの展開は予定通り実施する予定。2014年秋までは、伏見区にて新たなカリキュラムに取り組むことになりそうだ。
《村尾 純司》
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