教員配置、2017年度に世界水準へ…少人数学級の推進
文部科学省は9月7日、2013年度から2017年度の5か年で合計27,800人に教職員定数を改善する計画案を策定した。2013年度概算要求においては、この計画案の初年度分として、5,500人の教職員定数の改善を計上している。計画完成後の2017年度には、世界水準並になる。
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
学校が抱えるさまざまな課題を解消し、きめ細やかで質の高い世界最高水準の教育を実現するため、教員が子どもと正面から向き合うことができるよう、少人数学級の更なる推進と個別の教育課題に対応した継続的な教職員定数改善が必要不可欠となっている。
そのため、2013年度から2017年度の5か年で公立の小中学校に増員する計画の27,800人のうち、19,800人を35人以下学級に、8,000人をいじめ問題など個別の教育課題に対応する教職員を配置する。35人学級については、今後5年間で、中学校3年生までの35人以下学級を実現する。これらの定数改善により、教員1人あたりの児童生徒数は、小学校では(現状)17.7人から(5年後)16.4人、中学校では(現状)14.1人から(5年後)13.0人に改善され、世界水準(OECD平均:小16.0人、中13.5人)並みになるという。
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