司法試験予備試験の受験者数が年々増加、司法試験は減少
法務省は5月20日、平成25年司法試験予備試験の受験者数(速報値)を発表した。短答式試験の受験者数は9,224人で前年と比べ2,041人増加した。一方、司法試験の受験者数(速報値)は7,653人で前年と比べ734人減少した。
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
司法制度改革の一環で、受験資格を問わない旧司法試験が平成23年度で終了し、平成24年度より法科大学院修了または司法試験予備試験の合格が必須となった。法科大学院は、3年以上在学し、93単位以上修得することが修了要件とされている(法学の基礎を学んだ法学既修者は、1年以下・30単位以下を短縮可能)。これに対し、司法試験予備試験は受験資格や受験回数の制限がない。
平成24年度司法試験の合格率をみると、司法試験予備試験の合格者が68.2%で最多となり、2位の一橋大(57%)を10ポイント以上差をつける結果となった。こうした状況も影響してか、司法試験予備試験の受験者数は、平成23年の6,477人から24年の7,183人、25年の9,224人と年々増加している。司法試験予備試験の受験者数が増加する一方、法科大学院離れが否めない。
なお、平成25年司法試験問題が法務省のホームページに掲載されているほか、伊藤塾では、出題分析速報や出題分析会のインターネット無料配信を実施している。
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