留学カウンセラーに聞く中高生の夏休み短期留学…迷い・心配を解決
JTBグループで海外留学プログラムを提供するJTBガイアレック 地球倶楽部事業部で、留学カウンセラーを務める石渡美華さんに、中高生の夏休み短期留学について聞いた。
教育・受験
その他
advertisement

--人気の留学地はどこですか。
学年が高いお子さんにはアメリカが人気です。研修プログラムが豊富ですし、高校生は英語も勉強してある程度自信がついているので、アメリカで英語を勉強したいと希望される方が多いです。一方で、中学1年生には日本人も多いオーストラリア方面が人気です。
--期間はどのくらいが多いでしょうか。
夏休みの場合は2~3週間が多いです。短期留学の時期は、7割ほどが夏休みで、続いて春休み、冬休みの順ですが、春と冬はお休みの関係で1週間程度と短くなります。
--最近の傾向があれば教えてください。
数年前には、男子の参加者が少なく、心配して「このコースに男の子の参加者はいますか」と質問される親御さんもいらっしゃいましたが、ここ1、2年は男子も増えてきました。また、中学1年生や小学生の参加者も増えてきています。
--何年生で参加される方が多いですか。
高校1、2年生がもっとも多いです。逆に、中学、高校ともに3年生は受験があるため、少ない傾向にあります。
--ホームステイと寮で迷った場合、どのように選択すればよいでしょうか。
最近人気があるのは寮で、特に、はじめての方は寮を選ばれるケースが多いです。寮は学校の敷地内や、学校の近くにあり通学の心配がいらないことや、治安の面でも安心です。同じ目的の学生が一緒に生活をするので、お友達ができやすいというメリットもあります。
もちろん、ホームステイを経験したいという方もいらっしゃいます。特に、おしゃべりが好きな方にはお勧めしています。もし、ホストファミリーとのコミュニケーションの行き違いがあった場合でも、引率リーダーが一緒に話し合い、解決するようにしています。
--地域による日本人比率に違いはありますか。
日本から遠いイギリスは日本人が少なく、近隣のヨーロッパ諸国からの参加者が多いです。オーストラリアは日本人が多くなっています。また、8月には夏休みが終わる国もあり、日本人比率が増える傾向にあります。パンフレットには学校別に、前年の日本人の割合を記載しています。
【日本比率の一例】
トロント大学サマースクール(カナダ):7月12%、8月46%
UCLAの寮に滞在するサマースクール(アメリカ):7月33%、8月60%
セント・エドワーズサマースクール(イギリス):7月、8月最大で20%
シドニーサマースクール(オーストラリア):7~8月85%
日本人が少ないところに行きたいと希望される方が多いですが、逆に、日本人のみで学ぶ日本人クラスを希望する方もいらっしゃいます。
--滞在先で病気になった場合の対応はどうされていますか。
病院に行く場合には必ずサポートがつきます。また、学校によっては看護師さんがいたり、近くに病院がある場合もあります。
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement