中高生のネット中毒は推定52万人
インターネットへの依存が強く、ネット中毒状態にある中高生は推定51万8千人にのぼることが、日本大学医学部の研究班の調査結果より明らかになった。中学生よりも高校生に多く、男子よりも女子に多い傾向にある。
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同調査は、2012年度に全国の中学校約1万校と高校約5千校から、無作為に中学校140校と高校124校を抽出。中学生38,871人と高校生62,263人より回答を得た。
インターネットへの依存が強く、病的使用している中高生が推定51万8千人にのぼる。病的使用は、男子が6.4%、女子が9.9%を占める。
インターネット中毒は、中学生よりも高校生に多く、男子よりも女子に多い傾向があり、「インターネットに夢中」は中学生男子が31.8%、中学生女子が38.8%、高校生男子が39.9%、高校生女子が44.9%。「インターネット使用による生活支障」は中学生男子が3.7%、中学生女子が4.4%、高校生男子が6.0%、高校生女子が7.5%となった。
平日のインターネット使用時間をみると、「5時間以上」は中学生男子が8.9%、中学生女子が9.2%、高校生男子が13.8%、高校生女子が15.2%となった。休日のインターネット使用時間は、高校生の2割以上が「5時間以上」であった。
睡眠習慣をみると、インターネットへの依存が強いほど睡眠の質が悪く、病的使用している中高生の59.4%が悪い睡眠の質で、43.0%が6時間未満の睡眠となっている。
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