すみだ水族館、北斎が描いた水生生物画と生き物を一緒に展示
すみだ水族館は10月9日から、葛飾北斎に関するワークショップ「おさかな北斎漫画~てづくり魚図鑑~」を開催する。また、5種類の「いきものスタンプ」を対象の展示品ごとに押していく「アクアスタンプカード」も12日から実施するという。
教育・受験
学習
advertisement

すみだ水族館では、墨田区ゆかりの絵師・葛飾北斎が描いた水生生物画を調査・研究しており、代表作である「北斎漫画」をはじめとする絵手本6冊に描かれているすべての水生生物画162点をリスト化している。その中から18点の水生生物画を分析し、描かれている生物の形態的特徴や時代背景からモデルとなった生き物を特定したという。同館では、10月31日まで、北斎が描いた水生生物画と生き物を一緒に展示している。
今回開催する「おさかな北斎漫画~てづくり魚図鑑~」は、北斎が描いた生き物を特定するまでの経緯を学ぶ、オリジナル図鑑を用いたワークショップ。北斎ならではの観察眼で特徴を捉えている部分を飼育スタッフが解説しながら、一緒に生き物や水生生物画を観察し、「いきものスタンプ」を押してオリジナル図鑑を作る。実際の生き物と北斎が描いた作品との比較を通して、北斎の作品に親しむことができるという。
さらに、より気軽に生き物と北斎の作品を楽しむことができるワークショップとして、展示を見ながら5種類の「いきものスタンプ」を対象のポイントごとに押していく「アクアスタンプカード」を、10月12日以降の期間中毎日実施する。
また、墨田区役所のアトリウムで同時期に開催する展示イベント「ぱらぱら北斎 漫画カフェ~北斎を知ろう」の期間中(10月15日~23日)には、北斎が描いた生き物をすみだ水族館が出張展示し、飼育スタッフによる解説を行う。
◆おさかな北斎漫画~てづくり魚図鑑~
開催日:10月9日(水)、12日(土)、13日(日)、14日(月・祝)、 10月16日(水)、19日(土)、20日(日)、23日(水)、26日(土)、27日(日)、30日(水)
開催時間:17:30~18:30
※10月12日(土)のみ14:30~15:30
会場:すみだ水族館
対象:小学4年生以上
定員:各回6名
料金:無料
※入場料別途・大人2,000円、高校生1,500円、小中学生1,000円
参加方法:14日までの開催は16:00より館内総合案内所で先着順に受け付け、16日以降はホームページまたはハガキ
《水野こずえ》
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement