西村則康氏「頭のいい子の育て方」…中学受験のプロが語る23の法則
30年以上有名難関中学を専門に指導してきた西村則康氏による、保護者向けの育児書「頭のいい子の育て方」がアスコムより刊行された。保護者が願う「子どものために」をより効果的に実践するためのマニュアル本だ。
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「頭のいい子の育て方」は、「子どもの将来の能力は10歳まででほぼ決まる」、「頭のいい子を見極める5つのポイント」、「最強頭脳のベースをつくる23の法則」の3部構成。23の法則の中には、「キッチンは子どもにとってのスーパー実験室」や「鉛筆の持ち方が成績を大きく左右する」など、保護者が家で実践できる内容が多く紹介されている。
キッチンは、問題集などに記載されている学習内容を実体験として学ぶことができる実験室だと西村氏は説明する。タンパク質は、酸を入れたり、加熱したりすると固まるという内容が問題集にあるが、サバをお酢に漬けたり、牛乳にレモン汁を入れたり、目玉焼きを作ったりといった体験をすることで、子どもにとって覚えやすくなるという。
鉛筆の持ち方は、学習能率という面で大切。間違った持ち方のまま書いていると、文章を書きながらシャープペンシルの芯が折れてしまったり、書きにくいため疲れてしまったり、安定感がないため横線がうまく引けなかったりするようだ。正しい持ち方は、俯瞰して見たとき、鉛筆が45度の斜めになっている状態だと西村氏は解説。45度で持てていれば、右の目、左の目と片目を閉じた状態でも鉛筆の先を見ることができるという。
そのほか、「リビングはいつも適度に散らかしておけ!」や「高層マンションに住む子は才能が開花しない」など、保護者の行動や決断に関しての発見も多い1冊となっている。
◆頭のいい子の育て方
著者:西村則康(名門指導会代表)
新書:229ページ
出版社:アスコム
発売日:2013年9月20日
定価:1,300円
《湯浅大資》
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