担当者が語る「LINE KIDS動画」…子どものスマホとの向き合い方を考慮
LINEは、未就学児の親子を対象としたスマホ安心安全啓発セミナーを7月28日に開催し、21組の未就学児親子が参加した。セミナーでは、4月にスタートした子ども向けの動画アプリ「LINE KIDS動画」の開発担当者である岩村直人氏が登壇した。
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◆事業担当者も二児の父、スマホとの向き合い方を考慮
LINE KIDS動画は、1歳~6歳の未就学児とその保護者を対象にLINEが提供している動画アプリ。「親子で楽しめる安心のコンテンツ」「安心価格」「子どもの安全面と健康面に配慮」の3つを特長にあげている。アプリの開発に携わった事業担当者の岩村氏は二児の父であり、スマホに子どもが依存することに対する不安もあるため、アプリの開発には子どもへの想いも影響したという。
LINE KIDS動画のポイントは「安心のコンテンツ」「安心の管理機能」の2点だと岩村氏は話す。コンテンツは、アンパンマンやプリキュアなど、子どもたちが見たいと思っている内容を盛り込んだという。
管理機能という点では、子どもが親の知らないうちにアプリを起動しないよう、チャイルドロック機能を用意。親のパスワードを、子どもが知らぬ間に覚えてしまっているケースもあるようで、対策として親用のもう1つのパスワードが用意されている。
また、同アプリには視聴時間や履歴の管理機能がついており、子どもがどのくらいの時間アプリを使ったかを、保護者がチェックできるようになっている。岩村氏は、利用時間がはっきりわかった方が、ルールを守ったときに褒めるキッカケになると話す。
◆無料タイムは15分まで、親からの要望取り入れ
さらに、子どもが独りでスマホに依存するのではなく親と一緒に使ってほしいという想いからの工夫もされているという。一つは起動するときに“親子でスマホを見ている”画面イメージを挿入。これに「我々としてのメッセージを込めている」という(岩村氏)。
またサービスの無料時間を15分に設定しているのも、「お母さま側からの、1日あたりのスマホ利用時間の要望を取り入れたもの」という。
最後に岩村氏は「今後もぜひお母さま方の声を聞かせていただけたら。スマホが(課金や子どもにふさわしくないページに飛んでしまう恐怖ではなく)安心できる場所であることが重要。LINE KIDS動画の楽しさを知っていただけて、親子が話すキッカケづくりになったら嬉しいです」と子どもとスマホの未来への希望を語った。
《北原梨津子》
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