子どもの疑問、解決してきたかどうかが年収に影響
子どものころに疑問を解決することが、将来の年収に影響を与えることが、文響社が実施した調査結果からわかった。年収500万円以上の割合は、子どものころに疑問を「解決した人」30.9%に対し、「解決しなかった人」は20.3%と、差が出た。
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
調査は、子どもの素朴な質問から世の中の仕組みが学べる教養書「なんで水には色がないの?」の発売に伴い企画。30~40代の男性400人を対象に10月23日、インターネットで実施した。
「あなたは子どものころ、疑問に思ったことをきちんと解決していたか」とたずねた結果では、「解決した」(47%)と「解決しなかった」(53%)に答えが二分された。
「子どもからの質問で答えられないものがあった場合、どうするか(子どもがいない人はいたとしたらで回答)」という質問では、「子どもと一緒になって答えを探す」がもっとも多い54.5%に上った。この選択肢を選んだ人について、子どものころの疑問を解決してきたかどうかで比較したところ、「解決した」人は61.7%、「解決しなかった」人は48.1%だった。
「それらしい事を言ってごまかす」「わからないと素直に伝える」など、正しい答えが出ないままにする割合でも、子どものころの疑問を「解決した」人は10.6%、「解決しなかった」人は35.9%と、違いが表れた。
さらに子どものころに疑問を解決してきたかどうかで年収に違いがあるか調べるため、国税庁の平成24年度民間給与実態統計調査の男性平均年収502万円を基に年収500万円以上の人の割合を比較。子どものころに疑問を「解決した」人30.9%に対し、「解決しなかった」人は20.3%と、10%以上の差がみられた。
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