ノロウイルスによる食中毒、消費者庁が注意喚起
ノロウイルスによる食中毒が毎年冬の時期に多発していることから、消費者庁は12月3日、予防と感染拡大防止のポイントをホームページで公表した。1年間の発生件数のうち、約76%が12月~3月の間に集中しているため、注意を促している。
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
ノロウイルスによる食中毒は、調理者によって食品が汚染されたり、ウイルスが蓄積した二枚貝を加熱が不十分なまま食べたりした際に発生している。患者のおう吐物や糞便から人の手指を介して食品を汚染し、感染することもある。主な症状はおう吐と下痢で、1~2日程度で治まるが、症状がなくなってから1週間~1か月程度はウイルスを排出することがあるので注意が必要だという。
月別のノロウイルスによる食中毒発生件数を見ると、1月にもっとも多く発生しており、約76%が12月~3月の間に集中している。特に12月と1月の2か月で半数近くを占めている。
ノロウイルスによる食中毒を予防し、感染を拡大させないためには、「手洗い」「加熱」「消毒」が重要だという。殺菌・消毒には、家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤を薄めた液を使用すると効果的なようだ。
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