原典に忠実に…読めば読むほど恐ろしい「日本昔ばなし」

 三笠書房は、新刊書籍「読めば読むほど恐ろしい原典『日本昔ばなし』」を発売した。大人にも読みごたえのある「昔ばなし」を取り上げ、原典に忠実に再現し、語り継がれてきた本当の怖さや面白さを味わえる内容。定価は630円(税抜)。

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「読めば読むほど恐ろしい原典『日本昔ばなし』」
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 三笠書房は、新刊書籍「読めば読むほど恐ろしい原典『日本昔ばなし』」を発売した。大人にも読みごたえのある「昔ばなし」を取り上げ、原典に忠実に再現し、語り継がれてきた本当の怖さや面白さを味わえる内容。定価は630円(税別)。

 由良弥生(ゆらやよい)著。古典や伝承の追究を続け、童話や昔話の再現に挑戦し、「大人もぞっとする 初版『グリム童話』」「眠れないほど面白い『古事記』」「息つく暇もないほど面白い『源氏物語』」などの著書がある。当時の世相、風俗、恋愛、人々の深層心理などを探る内容には多くの読者が支持している。

 「読めば読むほど恐ろしい原典『日本昔ばなし』」は、「女房の首」「三枚のお札」「蛇女房」など、11話を収録。「女房の首が、串に刺されて囲炉裏の灰に突き刺されていた。その目は夫を見上げ、ぽたぽたと涙を流している」(女房の首)など、子殺しや残酷な仕打ちなど、目を背けたくなるような「毒」をあえて抜かず、忠実に再現した。

 面白さを味わえるように話のあとには「解説」を掲載。語り継がれた地域や登場人物の由来、物語で伝えたかったことなど、より深く楽しめるように仕上げている。恐ろしい物語には、語り継ぎたい人の本質や知恵が隠されているという。定価630円(税抜)、各書店や三笠書房電子書籍ストアなどで発売中。

《田中志実》

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