悪意の投稿は同水準、マナーは若年層を中心に年々低下
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は12月20日、「2016年度情報セキュリティに対する意識調査」の結果を発表した。
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調査結果によると、インターネットにPCで投稿経験がある人のうち、悪意の投稿経験があるのは24.2%と前回とほぼ同水準となった。悪意の投稿の主な理由は「人の意見に反論したかったから」が35.2%でもっとも多く、前回から10.7%増加した。2番目に多かった「人の意見を非難・批評するため」は26.3%で、こちらも前回から9.2%増加している。投稿後は「気が済んだ、すっとした」は前回とほぼ同率だったが、「面白かった(5.7%増)」「小気味良かった(5.1%増)」などネガティブな達成感を覚える傾向が増加した。
投稿時の心がけ(マナー)については、20代のPC利用者は「正確な内容にする」「人の感情を害さない内容にする」「人に非難されない内容にする」「責任が持てる内容にする」「他人や企業に迷惑をかけない内容にする」など、多くの項目で全体平均よりも10%以上低い割合となった。また、全体平均も4年前から経年で悪化する結果となっている。さらに、PC利用者のパスワード管理については「パスワードは誕生日など推測されやすいものを避けて設定している」の割合が年々減少しており、特に10代、20代は4割を切る結果となっている。
悪意の投稿は同水準、マナーは若年層を中心に年々低下--意識調査(IPA)
《吉澤 亨史@ScanNetSecurity》
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