世界965大学を格付け、東大6位アップ…2018年QS世界大学ランキング
イギリスのグローバル高等教育評価機関であるクアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下QS)は6月8日(現地時間)、世界大学ランキング「QS World University Rankings 2018(2018年QS世界大学ランキング)」を発表した。
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QS世界大学ランキングは、世界の965大学を対象に「研究者からの評価(40%)」「企業による評判(10%)」「学生1人あたりの教員数(20%)」「教員1人あたりの論文引用数(20%)」「外国人教員比率(5%)・留学生比率(5%)」を基準に評価。各基準のスコアに基づき、1位から1,000位までをランキング形式で発表した。対象大学数は、昨年900大学より65大学増加している。なお、日本は43大学が評価対象となった。
総合1位から3位は昨年の発表から変化なく、1位はマサチューセッツ工科大学(MIT)、2位はスタンフォード大学、3位はハーバード大学。4位と5位は入れ替わり、4位はカリフォルニア工科大学(CALTECH)が選ばれた。5位はケンブリッジ大学となった。
日本の大学で総合順位がもっとも高かったのは東京大学。東京大学は昨年の34位から6位順位を上げ、28位までアップした。国内2位は36位に入った京都大学。3位は総合56位に入った東京工業大学、4位は総合63位の大阪大学。東北大学が77位で、総合100位以内には昨年同様の国内5大学がランクインした。
QS世界大学ランキングの編集者、ベン・ショーター(Ben Sowter)氏は、日本の大学の順位について「日本の大学は小規模クラスで質の高い教育を学生に提供し、高い雇用率を記録していますが、全体的な高等教育の状況を見るとあまり良い状態ではないと思います。」とコメントしている。
ランキング結果は、QSのWebサイトで確認できる。
◆2018年QS世界大学ランキング
<総合>
1位 マサチューセッツ工科大学(MIT)
2位 スタンフォード大学
3位 ハーバード大学
4位 カリフォルニア工科大学(CALTECH)
5位 ケンブリッジ大学
6位 オックスフォード大学
7位 ロンドン大学(UCL)
8位 インペリアル・カレッジ・ロンドン
9位 シカゴ大学
10位 スイス連邦工科大学チューリッヒ校
<国内トップ10>
※( )内の数字は総合順位を表す
1位 東京大学(28)
2位 京都大学(36)
3位 東京工業大学(56)
4位 大阪大学(63)
5位 東北大学(76)
6位 名古屋大学(116)
7位 北海道大学(122)
8位 九州大学(128)
9位 慶應義塾大学(192)
10位 早稲田大学(203)
《佐藤亜希》
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