役員報酬最高はソフトバンクグループ元副社長、103億4,600万円
有価証券報告書の提出が確認された357社のうち、役員報酬1億円以上の個別開示が確認されたのは43社・101人で、役員報酬最高額はソフトバンクグループのニケシュ・アローラ元副社長の103億4,600万円であることが、東京商工リサーチの調査結果より明らかになった。
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役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬などの総額、報酬などの種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。近年、業績に連動した報酬体系に移行しつつあるほか、ストックオプション、株式報酬など非金銭報酬による報酬も目立ってきているという。
6月22日午後5時時点で、2017年3月期決算の有価証券報告書の提出が確認された企業は357社にのぼる。このうち、役員報酬1億円以上を受け取った役員の個別開示を行った上場企業は43社(構成比12.0%)、開示人数は101人だった。
役員報酬最高額はソフトバンクグループのニケシュ・アローラ元副社長の103億4,600万円で、歴代最高額を更新した。ついで、ソフトバンクグループのロナルド・フィッシャー取締役副会長が24億2,700万円、ソニーのマイケル・リントン執行役EVPが11億3,600万円。ソニーの平井一夫代表執行役社長兼CEOが9億5,500万円、ソフトバンクグループの宮内謙代表取締役副社長が6億1,700万円。
役員報酬1億円以上の個別開示を行った企業33社・86人のうち、「ソニー」が10人(前年3人)で最多。続いて2位「東京エレクトロン」9人(前年11人)、3位「バンダイナムコホールディングス」「日立製作所」各7人、5位「エーザイ」「ソフトバンクグループ」「三井物産」各5人だった。
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