洗い物だけではなく、色々なものに使える「米のとぎ汁」の効能

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洗い物だけではなく、色々なものに使える「米のとぎ汁」の効能
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洗い物だけではなく、色々なものに使える「米のとぎ汁」の効能

米を洗うときにでるとぎ汁をそのまま流していないだろうか。米のとぎ汁には、精米後に微量に残っている米ぬかや米の断片・米から溶けだした水溶性の栄養素などが含まれているのだが、一般的に米のとぎ汁には多くの栄養素が溶け出ているといわれており、昔からその利用価値が見い出されてきた。さらに環境に配慮するとリサイクルするのがのぞましいだろう。米のとぎ汁のおすすめの用途について解説する。

1. 米のとぎ汁の効能

まずは、米のとぎ汁に含まれる栄養素について解説しよう。
近年の精米技術の進歩により、以前よりは米ぬかが残らないようになってきたといわれているが、それでも、米のとぎ汁には、ビタミン・ミネラル・セラミド・油分・たんぱく質などといった栄養素が溶け出ているといわれている。
はじめのすすぎ1回分は、主に米に付着したほこりなどのよごれが含まれるため、すててしまうのがいいだろう。
米のとぎ汁に含まれるといわれている栄養素は以下のようなものだ。これらの栄養素は体内でもさまざまな効能がある。
  • ビタミンB1・・・主に糖質の代謝にかかわるビタミン。体内のエネルギー代謝をアップさせたり、皮膚・粘膜の健康維持をサポートする。
  • ビタミンB2・・・主に脂質の代謝にかかわるビタミン。「発育のビタミン」とも呼ばれ、皮膚・髪・爪など細胞の再生を促進する。
  • ビタミンB6・・・主にたんぱく質の代謝にかかわるビタミン。健康な髪や肌をつくるサポートをする。
  • ビタミンE・・・若返りのビタミンとも呼ばれ、強い抗酸化作用で皮膚の老化を防ぐ。
  • マグネシウム・・・血圧を安定させるはたらきをもつ。新陳代謝を活性化する。
  • カルシウム・・・神経伝達にかかわる。血圧を安定させたり、丈夫な骨を作る役割がある。
  • 脂質・・・脂溶性ビタミン(ビタミンEなど)の吸収率をアップさせる。身体の細胞膜の成分やホルモンの材料となり、肌をすこやかに保つ。

2. 米のとぎ汁のおすすめリサイクル1:台所編

食器洗い

米のとぎ汁に含まれる脂質やでんぷん質が食器に残った料理の汚れをおとしやすくしてくれるため、昔から食器洗いにも利用されてきた。
米を洗う時、1回目のすすぎの水はそのまま流し、2回目以降の水を洗い桶にためておく。
この洗い桶に食事のあとの食器をつけておけば多少の汚れは洗剤なしにおちる。水道水ですすぎ、汚れの残りが気になるときには少量の洗剤で洗えばよい。
洗米のあと炊飯をして食事を終え、その食器を洗うサイクルにすれば、米のとぎ汁を長時間ためっぱなしにすることなく不衛生でもない。

野菜のアク抜き

カルシウムをはじめとする、米のとぎ汁に含まれる成分が野菜のえぐみと結合することでアクが抜けたり、でんぷん質が野菜のアクを包み込んで野菜に戻らないようにするなどの効果があるため、アクの出やすい野菜の下ゆでにも重宝されてきた。また、米のとぎ汁のアミノ酸や脂質が野菜のうまみ成分を引き出したり、調味料の味を染み込みやすくしたり、野菜をやわらかくするなどの効果を生み出すといわれている。
大根や里芋、たけのこ(米ぬかがない場合の代用)などに利用するとよい。

調理中の手洗い

調理中に魚や肉を触ったときなど手が汚れた時などは、ためておいた米のとぎ汁で手を洗う利用法もある。米のとぎ汁には洗浄効果や消臭効果、保湿効果があるといわれており、毎回ハンドソープや水で洗うよりおすすめだ。除菌効果まではないため、生肉・生魚を触った後に生野菜などを触る場合は、除菌効果のある石鹸で洗う方がのぞましい。

3. 米のとぎ汁のおすすめリサイクル2:生活編

茶碗や湯呑・土鍋など陶器の下処理

土鍋など粗い土を使っている陶器には素地に細かい無数の穴があいているため、汚れやにおいの付着・水漏れ予防のために、米や片栗粉、米のとぎ汁などでんぷん質のあるもので「目止め」といわれる下処理をすることがある。土鍋の場合は、目止めをしないと土鍋がわれやすかったり、沸騰しにくいこともあるため、必ず目止めをすることがすすめられる。

掃除

米のとぎ汁で床などの掃除をする方法も古来から行われてきた。米のとぎ汁に含まれる脂質が汚れをとりやすくし、時にはワックスの効果があるともいわれている。とぎ汁が濃すぎたり、拭き残しで水分が残ったままになっていると設備をいためてしまうこともあるようなので、薄めた米のとぎ汁をぞうきんに浸して固く絞り、拭き掃除に利用するのが賢い使い方であろう。

洗髪・洗顔

米のとぎ汁に含まれる天然の脂質や肌によいとされる栄養素が豊富のため、昔から洗髪や洗顔に利用されてきた。

  • 洗顔に利用する場合、化粧や日焼け止めなどはまずクレンジングで落とす。
  • その後お湯で薄めた米のとぎ汁で洗髪・洗顔する。(こすらないようにやさしく洗う)
  • 最後によくすすぐ。
刺激がやや強いので、必ず使用前にパッチテストをすること、薄めて使うことが必要だ。
皮膚にかゆみやあかみが出た時には使用しないことが大切だ。

水やり

一方、園芸でのリサイクルにはさらに注意が必要となる。水やりに使うには、栄養過多による根ぐされや空気不足、土質のバランスが崩れて虫が湧いたりかびがはえたりすることもあるので、そのままではなく発酵させるなどひと手間かけたり、やりすぎないようにするなど、調節が難しいようだ。

結論

いかがだっただろうか。このように、米のとぎ汁にはさまざまな利用法がある。毎日のように出る米のとぎ汁だが、環境のことを考えると、できるところから米のとぎ汁のリサイクルにも取り組んでみてはいかがだろうか。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

《オリーブオイルをひとまわし編集部》

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