【中学受験】併願校は3校が最多、決めるタイミングはいつ?
中学受験を目指す子どもを持つ保護者のほぼ全員が併願を予定していることが、中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」の調査結果より明らかになった。併願校は6年生の9月~10月には決めておくと良いという。
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受験校・併願に関する調査は、アクセラレーテッドラーニングジャパンが運営する中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」に会員登録をするメルマガ会員のうち、中学受験を目指す子どもを持つ保護者189名を対象に実施したもの。調査期間は2017年12月6日~12月13日。
第1志望校を決定するのは誰かを聞いたところ、「子ども」73%がもっとも多く、ついで「母」12%、「その他」8%、「父」7%だった。「その他」には、「家族全員」「親が気に入った学校から子どもが決める」「親があらかじめ適した学校を調べておいて、子どもが自分で決めたように誘導」などがあがった。
予定している併願校は、「3校」34%が最多。「4校」22%、「2校」「5校以上」各18%、「1校」8校、「併願しない」1%と続き、ほぼすべての保護者が併願を予定していることがわかった。
主任相談員の西村則康氏によると、併願校の過去問に取り組むタイミングは6年生の10月からが理想であるため、9月~10月には併願校を決めておくとよいという。また、中学受験で第1志望校に行ける子どもは全体の約3分の1で残り多くはそれ以外の学校に入学することになるため、もしかすると通うかもしれないことを念頭に置き、決めることが重要だとしている。
「仮に、第1志望校に落ちた場合、合格した併願校に進学するか」という質問に対して、もっとも多かったのは「併願校ならばどこであっても進学する」55%。ついで、「第3志望校までならばそこに進学する」22%、「第2志望校までならばそこに進学する」17%、「地元の中学校に進学する」5%だった。
主任相談員の辻義夫氏は、いわゆる「滑り止め校」に進学する際、大事になってくるのは「子どもの意思の確認」だとし、実際にその学校に通う本人がしっかり納得したうえで通うのがベストだとしている。中学受験で大切なのは第1志望に受かることよりも「子どもにとって最適な学校を選択する」ことであるため、後から「この学校を選んで良かった」と思えるような学校選びを心がけると良いとアドバイスしている。
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