2030年、18歳人口は約1.7万人減少…リクルート進学総研が予測

 リクルート進学総研は2019年1月31日、都道府県別の「18歳人口・進学率・残留率の推移2018年」を公開した。南関東版(東京、神奈川、埼玉、千葉)の2030年18歳人口について、2018年から1万7,244人減少の28万8,607人と予測。減少数は埼玉県が最多と分析している。

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18歳人口予測(全体:南関東:2018~2030年)
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 リクルート進学総研は2019年1月31日、都道府県別の「18歳人口・進学率・残留率の推移2018年」を公開した。南関東版(東京、神奈川、埼玉、千葉)の2030年18歳人口について、2018年から1万7,244人減少の28万8,607人と予測。減少数は埼玉県が最多と分析している。

 都道府県別の「18歳人口・進学率・残留率の推移2018年」は、文部科学省「学校基本調査」より受験マーケットに大きな影響を与える「18歳人口予測」「進学率推移」「地元残留率」について、分析を行ったもの。北海道、東北、南関東、北関東、北陸、甲信越、東海、近畿、中国、四国、九州沖縄の11地域にわけて、リポートをまとめている。

 南関東版のリポートでは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県を掲載。1都3県の18歳人口は2018年の30万5,851人から2030年は28万8,607人(1万7,244人減少)になると予測。減少率がもっとも高いのは「埼玉県」で、2018年を100%とすると2030年は91.2%と8.8ポイント減少。減少数ももっとも多く、2018年の6万5,547人から5,748人減少すると予測された。

 2008年から2017年の経過推移を見ると、進学者数は大学で2008年の13万7,955人から2017年の16万276人(2万2,321人増)、短期大学で2008年の1万3,768人から2017年の9,394人(4,374人減)、専門学校で2008年の3万5,440人から2017年4万936人(5,496人増)となった。

 大学進学率がもっとも上昇したのは「東京都」、2008年の59.1%から2017年には4.6ポイント増の63.7%となっている。残留率ももっとも高く、2017年は3.8ポイント増の66.0%。そのほかの県は、埼玉県30.1%(3.2ポイント減)、千葉県33.1%(1.2ポイント減)、神奈川県40.6%(3.2ポイント減)といずれも低下している。

 各都道府県の「18歳人口・進学率・残留率の推移」は、リクルート進学総研のWebサイトにて公開。男女別の人口予測など、詳細な分析を閲覧できる。

《黄金崎綾乃》

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