<社会>講評
(湘南ゼミナール 提供)
昨年大幅に難度が上がった社会は、今年度、難易度に大きな変化はなかった。昨年同様、難度は高い。
用語の意味や因果関係など背景を理解していないと解けない問題や、原理・原則を問う問題、資料から思考する問題、複数思考が必要な問題、地歴公の融合問題など、単純な知識で解ける問題が少ない。文章記述問題は6字以内のものが1問だけであったが、選択肢において間違いやすいものが多く、深く思考しないと誤った選択肢を選んでしまう可能性がある。単純な資料読み取り問題は出題されていない。
地理では、時差の出題がなくなり、地形図問題の難度が上がった。また、割合の理解を必要とする問題が複数出題された。
歴史では、語句の深い内容を問う資料問題が複数出題されている。文化史は出題されなかった。唯一出題された文章記述問題は、答えがかなり絞られるものであった。文章記述の傾向は今後も続くと予想される。
公民では、組み合わせによる複数思考を必要とする問題や、為替・貿易などの原理・原則を問う問題が多く出題された。
今後の対策としては、教科書をベースに、語句の細かい内容や原理・原則の理解が必要となる。社会は単純な暗記科目とは言えなくなりつつある。
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このレポートは平成31年2月14日(木)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。
協力:湘南ゼミナール