慶應幼稚舎がSalesforce採用、関係者がつながるコミュニティーを構築

 セールスフォース・ドットコムは2019年3月19日、慶應義塾幼稚舎がSalesforce Community CloudとSalesforce Platformを採用したと発表した。教職員と児童、保護者、そのほかの関係者がつながるコミュニティーを構築する。

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 セールスフォース・ドットコムは2019年3月19日、慶應義塾幼稚舎がSalesforce Community CloudとSalesforce Platformを採用したと発表した。教職員と児童、保護者、そのほかの関係者がつながるコミュニティーを構築する。

 慶應義塾幼稚舎は2024年に迎える創立150周年に向けて、将来を見据えた校内環境整備やカリキュラムの見直し、ICTに対応した教育の拡充などに取り組んでいる。

 同校は、学校におけるICT活用の一環として、慶應義塾幼稚舎のコミュニティーサイトを新たにSalesforce Communityで構築。教職員・保護者はSalesforce Platformを介してログインし、学籍情報の管理、献立表や年間行事予定表、学校からの配付物閲覧、住所や緊急連絡先などの変更、行事における保護者の出席者管理、児童活動やクラブ活動などの記録管理および活動管理に利用する。

 これにより、従来、すべてを紙ベースで行っていた児童情報の管理をコミュニティーサイトに集約でき、保護者への確認をメール通知によりスムーズに行うことができる。

 たとえば、住所変更を行った際には、緊急時の登録情報の変更もあわせて行うことが可能に。3年次より始まる児童活動や、5年次以上より参加するクラブ活動においては、入部希望の集計や、現在どのような活動を行っているかという情報を、担当教諭や関係する専科教諭の間で閲覧できるようになる。

 慶應義塾幼稚舎は、今回のコミュニティーサイト構築を皮切りに今後もICT化を進めて、新たな教育環境の提供につなげていく予定だとしている。

《外岡紘代》

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