平成世代の新たな出会いとSNS、「事前に繋がりたい」46.9%

 デジタルネイティブと言われる平成世代は、入社や入学・進級などの「新たな出会い」の際、4割以上が「直接出会いそうな人と事前にSNSで繋がりたい」と思っていることが、マンダムの調査からわかった。一方で、事前に繋がることに対して、8割近くが心配や不安を感じていた。

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「新たな出会い」を控えて、直接出会いそうな人をSNSで検索したことがあるか/直接出会いそうな人とSNSで繋がりたいと思うか
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 デジタルネイティブと言われる平成世代は、入社や入学・進級などの「新たな出会い」の際、4割以上が「直接出会いそうな人と事前にSNSで繋がりたい」と思っていることが、マンダムの調査からわかった。一方で、事前に繋がることに対して、8割近くが心配や不安を感じていた。

 「新たな出会いとSNSに関する調査」は、SNS(LINE、Twitter、Instagram、Facebook)に登録している15歳~59歳の男女993人を対象に、2019年4月に実施。調査では、10代~20代(420人)をデジタルネイティブと言われる「平成世代」、30代~50代(573人)を「昭和世代」と定義している。

 「新たな出会い」を控えて、直接出会いそうな人をSNSで検索したことがある人の割合は、平成世代の42.4%に対して、昭和世代は16.1%。また、平成世代は46.9%が事前にSNSで繋がりたいと思っており、昭和世代の23.6%と差がみられた。

 事前にSNSで繋がりたいと回答した平成世代にその理由を尋ねると、「会う前にコミュニケーションをとりたいから」57.4%、「どんな人か知りたいから」53.8%、「会った後のコミュニケーションを円滑にしたいから」52.8%などが多かった。

 また、SNSで繋がるにあたって「心配や不安なことがあるか」を聞いたところ、78.7%は「ある」と回答。具体的な理由では、「SNS上とリアルの自分のギャップ」56.8%がもっとも多く、「繋がってもらえるか」50.3%、「コミュニケーションをとってもらえるか」41.3%などのコミュニケーションに関係する項目を上回った。

 SNS上とリアルの自分にギャップが生じてしまうポイントについては、男子は「容姿」85.4%、女子は「キャラ」80.9%がもっとも多かった。

 マンダムは調査結果について、「SNSがコミュニケーション手段として定着している平成世代は、SNSを人間関係構築のきっかけとして活用している」「SNS上で繋がりたいと思っているものの、同時に不安も感じている」と分析。第0印象(SNS)と第1印象(リアル)に生じるギャップを埋めることで、より積極的なコミュニケーションや人間関係の構築に繋がるとコメントしている。

《黄金崎綾乃》

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