学研グループの公設民営学童保育、東京・神奈川に新たに10施設受託運営開始

 学研ホールディングスのグループ会社で子育て支援事業を行う学研ココファン・ナーサリーは、2019年3月1日および4月1日に神奈川県横浜市と東京都板橋区において、公設民営の学童保育10施設の受託運営を新たに開始したと発表した。

教育・受験 小学生
板橋第七小学校あいキッズ(東京都板橋区)
板橋第七小学校あいキッズ(東京都板橋区) 全 4 枚 拡大写真
 学研ホールディングスのグループ会社で子育て支援事業を行う学研ココファン・ナーサリーは、2019年3月1日および4月1日に神奈川県横浜市と東京都板橋区において、公設民営の学童保育10施設の受託運営を新たに開始したと発表した。各自治体の学童方針に沿いながら、学研グループのコンテンツ活用や体験型のプログラム提供を行う。

 2018年末の厚生労働省の発表によると、2018年の放課後児童クラブ(学童保育)登録児童数は前年比6万3,204人増の123万4,366人、学童クラブ数は前年比755か所増の2万5,328か所、待機児童数は前年比109人増の1万7,279人と、いずれも過去最多を更新したという。学童保育利用ニーズが年々高まるにつれ、小学校入学時の学童保育の待機児童問題に悩む「小1の壁」問題も課題が浮き彫りになっている。

 学研ココファン・ナーサリーは、2008年に保育事業を、2015年に学童保育事業をスタート。保育事業は1都3県に43園を展開。学童保育事業は今回新たに開始した10施設を含め20施設を展開している。学童保育事業においては、「子どもが小学校にあがってからも安心して預けられる場所が欲しい」というニーズを受け、自社ブランドの学童保育運営のほか、公設民営学童の運営受託に力を入れている。

 学研ココファン・ナーサリーの学童保育では、興味をもってどんどんチャレンジしていく「好奇心」や、人といっしょに楽しさをつくっていく「共創力」など、子どもたちが未来を豊かに生きるための力=「育ちのチカラ」を育てることを目指し、学研グループの知育・教育コンテンツを生かした学習やさまざまなプログラム、同グループが運営する高齢者住宅での多世代交流・地域との交流など、子どもが多様な体験ができるような活動を導入。子どもにとって放課後の安心・安全な居場所であることはもちろん、楽しく過ごせて成長できる場所を提供し、「小1の壁」=学童保育の待機児童問題解消に寄与するサービス提供体制をさらに強化していくという。

◆学研ココファン・ナーサリーの学童保育 新規運営受託学童保育施設
【東京都板橋区】
・板橋第七小学校あいキッズ(東京都板橋区大山金井町45-8)
【神奈川県横浜市】
・岸谷小学校放課後キッズクラブ(神奈川県横浜市鶴見区岸谷1-6-1)
・汐入小学校放課後キッズクラブ(神奈川県横浜市鶴見区汐入町2-36)
・獅子ヶ谷小学校放課後キッズクラブ(神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷1-19-1)
・大曽根小学校放課後キッズクラブ(神奈川県横浜市港北区大曾根2-31-1)
・桂小学校放課後キッズクラブ(神奈川県横浜市青葉区桂台1-4)
・茅ケ崎台小学校放課後キッズクラブ(神奈川県横浜市都筑区長坂13-1)
・横浜深谷台小学校放課後キッズクラブ(神奈川県横浜市戸塚区深谷町1312-1)
・飯田北いちょう小学校放課後キッズクラブ(神奈川県横浜市泉区飯田町3795)
・瀬谷第二小学校放課後キッズクラブ(神奈川県横浜市瀬谷区橋戸2-41-1)

《畑山望》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集