2019年度第2回高卒認定試験、出願者は1万614人

 文部科学省は2019年11月5日、令和元年度(2019年度)第2回高等学校卒業程度認定試験出願状況を公表した。出願者は前年度(2018年度)第2回試験と比べて9.5%減となる1万614人。第2回高等学校卒業程度認定試験は11月9日・10日の2日間、全国の会場で行われる。

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出願状況
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 文部科学省は2019年11月5日、令和元年度(2019年度)第2回高等学校卒業程度認定試験出願状況を公表した。出願者は前年度(2018年度)第2回試験と比べて9.5%減となる1万614人。第2回高等学校卒業程度認定試験は11月9日・10日の2日間、全国の会場で行われる。

 高等学校卒業程度認定試験は、さまざまな理由で高校を卒業できなかった者などの学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験。合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられ、就職、資格試験などにも活用できる。試験は年に2回実施されており、2019年度は8月に第1回試験、11月に第2回試験を実施する。

 2019年度第2回試験は、8月29日~9月12日に出願を受け付け、前年度(2018年度)第2回試験よりも1,115人少ない1万614人が出願。2019年度第1回試験と比べると1,246人減となった。

 最終学歴別の出願状況は、「中学校卒業」1,456人(13.7%)、「高校中退」4,888人(46.1%)、「全日制高校在学」1,516人(14.3%)、「定時制・通信制高校在学」2,126人(20.0%)、「高専中退」104人(1.0%)、「その他」524人(4.9%)。

 都道府県別にみると、「東京」1,687人が最多。ついで、「神奈川」898人、「大阪」804人、「愛知」610人など。前年度(2018年度)第2回試験より出願者が増えたのは、「秋田」「埼玉」「千葉」「山梨」「沖縄」など、12府県。「東京」は298人減、「兵庫」は116人減と、出願者が大幅に減少している。

 2019年度第2回高等学校卒業程度認定試験は、11月9日・10日に全国の都道府県47会場と全国の矯正施設91会場において実施される。なお、台風19号の影響によりやむを得ず受験できない者を対象に、11月23日・24日に全国4会場で再試験を実施する。結果通知は12月5日発送予定。出願状況の詳細は、文部科学省のWebサイトで閲覧できる。

《外岡紘代》

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