保護者の3割超が受験生のスマホ利用にルール設定

 受験生の保護者の3人に1人が受験に向け、子どものスマホ利用にルールを設定していることが、明光ネットワークジャパンが2019年12月12日に発表した調査結果より明らかとなった。

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子どものスマホ利用に関して、受験勉強の妨げにならないようルールを設定しているか
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 受験生の保護者の3人に1人が受験に向け、子どものスマホ利用にルールを設定していることが、明光ネットワークジャパンが2019年12月12日に発表した調査結果より明らかとなった。

 「受験生のサポート実態調査2019」(明光義塾調べ)は、中学3年生の子どもを持つ保護者300名と、高校3年生の子どもを持つ保護者300名を対象に実施したもの。調査期間は2019年11月29日から12月3日。

 受験生の子どもを持つ保護者582名を対象に、受験生の子どものスマホ利用に関して、受験勉強の妨げにならないようルールを設定しているか聞いたところ、「ルールを設定している」「どちらかというとルールを設定している」が36.1%。受験生の保護者の3人に1人が受験に向け、子どものスマホ利用にルールを設定していることがわかった。中学3年生の保護者と高校3年生の保護者を比較すると、スマホルールを設定しているのは中学3年生の保護者45.0%、高校3年生の保護者26.6%だった。

 受験生の子どもに向けたスマホ利用のルールを聞いたところ、「スマホの使用時間を制限している」80.0%が最多。このほか、「利用アプリを制限している」26.7%、「SNSの利用を制限している」17.6%、「学習時間はスマホを預かっている」13.8%、「スマホの利用履歴を共有している」8.1%が続いた。

 自身の家庭では受験生の子どもがストレスなく勉強ができるように、家族で協力しているか聞いたところ、「協力している」「どちらかというと協力している」が85.3%。具体的には、「居間で勉強するので、テレビをつけない。親は早めに寝るなどです。子どもが愚痴を言いたいときは、しっかり聞くようにしています」「一緒に勉強してる時間起きていたり、夜食を作ったり、温かい飲み物を入れたり、体調面も精神面も気をつけています」などの声があった。

《桑田あや》

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