東京都、神奈川県、埼玉県のいずれも、第49週(2019年12月2日~8日)における定点あたり患者報告数が注意報レベルの基準値である10人を超えた。前シーズン(2018年-2019年シーズン)と比べ、3週ほど早いという。
神奈川県の定点あたり患者報告数は、前週の7.08人から12.86人に増加。地域別の発生状況の発生状況を見ると、厚木(19.06人)がもっとも多い。そのほか、平塚(17.45人)、横浜市(14.66人)、川崎市(14.08人)、茅ヶ崎市(13.45人)、相模原市(11.32人)、秦野(10.90人)、三崎(10.67人)が10人を超えている。
埼玉県の定点あたり患者報告数は、前週の5.84人から11.26人に増加。保健所管内別の発生状況を見ると、川口市保健所(16.35人)、朝霞保健所(16.09人)、南部保健所(16.00人)の順に多くなっている。
ウイルスの検出状況をみると、1都2県のいずれも「AH1pdm09」型のウイルスがもっとも多い。今後、さらなる流行の拡大が予想される。各県のWebサイトでは、咳エチケットや手洗いの励行、適度な湿度の保持など、感染予防のポイントを紹介。注意を呼びかけている。