【大学受験2021】Kei-Net「リスニングの配点を東大も公表」を掲載

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2020年2月13日、入試・教育トピックスとして「2021年度共通テスト リスニングの配点を東大も公表」を掲載した。2021年度入試では、東京大学が共通テストから英語選択者にリスニングを課すことを発表している。

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 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2020年2月13日、入試・教育トピックスとして「2021年度共通テスト リスニングの配点を東大も公表」を掲載した。2021年度入試では、東京大学が共通テストから英語選択者にリスニングを課すことを発表している。

 共通テストの「英語」では、センター試験時の「筆記」は「リーディング」に改称され、配点が変更される。センター試験の「筆記:リスニング」の配点比は4:1(200点:50点)だったが、共通テストの「リーディング(R):リスニング(L)」の配点は各100点、1:1となる。

 センター試験では素点のR:L=4:1で利用する大学が多かったが、共通テストでは配点比率が多岐に分かれそうだという。河合塾が実施した調査によると、2020年2月13日現在、国公立大学173校のうちR:Lの配点比率が判明した66大学について、「1:1」31%、「4:1」35%、「3:1」15%、「その他」19%となっている。

 「1:1」で利用する大学は北海道大学、お茶の水女子大学、広島大学など。「4:1」は筑波大学、千葉大学、神戸大学、岡山大学などとなっている。「3:1」は東北大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学など旧帝大が多い。「その他」の大学は、「2:1」「3:2」「5:1」「7:3」など。

 東京大学ではこれまで、センター試験「英語」選択者のリスニング成績は利用しておらず、2次試験の英語で「聞き取り試験」を実施していた。2020年2月10日、東京大学は2021年度入試では共通テストの「英語」においてリスニングも利用することを発表。R:L=7:3(140点満点:60点満点)に換算して利用する。

 河合塾では2019年10月下旬から12月中旬にかけて、進路指導に携わる高校の先生を対象に、共通テスト「英語」のR:Lの配点比率についてアンケート調査を実施している。それによると、センター試験と同じ「4:1」の比率が望ましいとの回答が約半数を占め、最多であった。

 「2021年度共通テスト リスニングの配点を東大も公表」は、Kei-Netで見ることができる。Kei-Netでは、各大学の配点比率をまとめた「2021年度入試 国公立大 共通テスト英語 リーディング・リスニング配点比一覧」も掲載している。

《外岡紘代》

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