【大学受験2020】国公立(中・後期)23大学で2段階選抜実施

 文部科学省は2020年3月6日、国公立大学入学者選抜(中期・後期日程)の2段階選抜実施状況を発表した。2段階選抜は23大学29学部で実施し、2,382人が不合格となった。

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令和2年度国公立大学入学者選抜2段階選抜実施状況(中期・後期日程)
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 文部科学省は2020年3月6日、国公立大学入学者選抜(中期・後期日程)の2段階選抜実施状況を発表した。2段階選抜は23大学29学部で実施し、2,382人が不合格となった。新型コロナウイルス感染症拡大を受け、北海道内の大学を中心に、後期日程中止の動きが広がっている。

 中期・後期日程で2段階選抜(いわゆる足きり)を実施したのは、国立が20大学22学部、公立が3大学7学部の計23大学29学部で、計2,382人が不合格となった。2段階選抜による不合格者がもっとも多かったのは「一橋大学」298人、ついで「岐阜大学」268人、「奈良県立医科大学」226人、「山梨大学」206人、「東京都立大学」195人など。

 一方、2段階選抜の不合格者が0人だったのは、東北大学と山形大学、筑波大学、お茶の水女子大学、横浜国立大学、富山大学、名古屋工業大学、京都大学、神戸大学、島根大学、徳島大学、香川大学、愛媛大学、九州大学、公立千歳科学技術大学、横浜市立大学、静岡県立大学、愛知県立大学、大阪府立大学、兵庫県立大学、和歌山県立医科大学の21大学。

 2段階選抜を取り止めた大学は15大学37学部、緩和した大学は11大学12学部だった。中期日程試験は3月8日より、後期日程試験は3月12日より実施される。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、旭川医科大学や帯広畜産大学、北見工業大学、北海道教育大学、埼玉県立大学、高知大学の6大学(3月5日現在、河合塾調べ)が後期日程の中止を決定している。

《工藤めぐみ》

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